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あの日の冗談も忘れて
いつからか黙り込んで
うまく話せなくなった
笑顔も作れないままで
押し殺した感情の波に
体はただただ眠るだけ
昨日の未来は過ぎ去り
苦しみも記憶の中だけ
芥子粒みたいな自我を
心 ....
煙草なら2本ぐらい
珈琲ならカップに半分
散歩なら近所の公園まで
君と話すなら今日の予定ぐらい
キスならたっぷり
それぐらいの時間で
もうすぐ太陽が顔を出す
夜明け前
詩は生きるよろこびをうたう
もちろん死をうたうこともある
生を語るに死を考えぬはずはないから
踏み出せない一歩を踏み出すため
渇かない涙を一時でも乾かすため
ときによろこびを高らかにうた ....
一日は二十四時間だと思いこんでいて
一年は三百六十五日だと思い込んでいて
一時間は六十分だとばかり思い込んでいた
ほんとうは
一日は一日で
一年は一年で
....