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この夜明け
街は忘れていた形を取り戻していく

影が生まれ
新しい気配が景色を横切る
一番透明な時間に
一番透明な予感が
僕を通り過ぎる
寄りかかった壁のその冷たさだけが
まだ夜に属 ....
手に入らないものしか欲しくない

ガラス窓を開いて 

星を数えると指が濡れた



絹のシーツの上で

秘密の言葉を口移し

夜の一番深い時間に

初めての声色を使う
 ....
むき出しの腕を風が滑っていく感触は、 

洗いたてのシャツに袖を通した時によく似ている。

ペダルを踏み、耳の後ろで逆巻く風を感じながら、

夏がくるのだ、と君は思う。


街の影が ....
Rin Kさんの八布さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜明け- 八布自由詩1207-4-9
夜のうた- 八布自由詩206-7-20
ヌード- 八布自由詩706-6-19

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