すべてのおすすめ
たとえ
 罪に赤く塗れても、
許しはいつも傍にいてくれる
 酷くさむい朝、
遅れて目覚めた僕に
 「おはよう。
という、君の柔らかな笑み

 テーブルの上のベーコンエッグ
淹れたての ....
ありきたりな言葉 が 加熱された反応炉で
鮮やかなシグナルレッドから突然、ス、ス、ス、
ス、スペクトラムブルー となって煌く。
                 
      その瞬間の美
 ....
花の匂いは、十一月の始まりに 「菊。
拡散した夜の悶えにも似て
許されぬ 禁断の愛を、むりやり奪うキッス

そして男たちの作る、百足の行列
いや蝸牛への接吻と舌づかい
ぐるぐる輪を描く、ラ ....
空とぶセスナの 繰り返される女の声が
街中、凶暴にふりそそぐさなか、彼はいつものように
駅前のロータリーでキャベツを抱いて
 坐る。 踵をつぶした革のスニーカーを穿き、
深緑のトレーニングウエ ....
湖面に幽かな波紋をのこして沈む
かたちなき夜の杖が
 ことばもなく

彷徨う声の虚しさに散らばる
 沈黙の
  ただ拡がるばかりの濡羽色の森は、
   音もなくざわめき
    漂う、 ....
  他のだれかに抱かれ
  絹の光沢につつまれて蠢く
  薔薇色に火照る肌に
 美しく焼かれる、愛の痛み

 「僕が別の彼女とキスしても怒らないだろ?
  可哀想なあいつを慰めておやりよ、 ....
破れ、はためく帆と罪の波間にとぶ 潮しぶき
低い空の大理石にも似た模様が 狂い、ちぎれ
セイレーンの叫びに群がるのは、
姿なき乳濁色の「ざわめき。

水の泡立ちに「美しく覗く 翠の岩礁
神 ....
斑に染まる山もみじ、
濃くたちこめた秋の匂いに騒ぐ、
枯れ落ちた葉のざわめき
そして悪戯な、
木蔭を這う{ルビ下=しも}風 )))

そうだ哀しみは、
雲ひとつない秋空へと昇ってゆく
 ....
ジェットコースターに乗って
鋭角の下り坂を転げ落ちるように
とろけたチーズを素早く伸ばして千切り
ピザを片手に口説きつづける野郎

テーブルの上の赤いキャンドル
♪〜ダバラ/バラ 〜シャバ ....
しんしんと眠る森
十五夜の月を映した湖
さらに枯野をすぎて

大地の裂け目から
地の底から
やさしく吹かれた
しゃぼん玉のように
夥しいほどの色づいた想いが
きっと魔法みたいに重力の ....
儚い季節/ つかの間の恋

血の滲んだ口元の傷に、
水色のハンカチをあてながら
秋の風/ さまよう校舎の屋上
「君とふたり〜蝶々になって

君が舐めてくれた/ その傷
愛の痛みを知らな ....
Rin Kさんのatsuchan69さんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬空に手を高くあげて- atsuchan69自由詩10*06-11-22
特に書きたいわけでもなく- atsuchan69自由詩7*06-11-7
超絶即興詩- atsuchan69自由詩7*06-11-3
キャベツ君_★- atsuchan69自由詩9*06-10-31
水底の杖- atsuchan69自由詩7*06-10-25
ポリアモリー- atsuchan69自由詩6*06-10-20
海の藻屑- atsuchan69自由詩6*06-10-11
郷愁のカリンニコフ- atsuchan69自由詩13*06-10-8
素晴らしき恋- atsuchan69自由詩8*06-10-1
満月の底- atsuchan69自由詩5*06-9-29
僕が奪った人形- atsuchan69自由詩6*06-9-18

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する