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水は自由だった
形はなく
その場所がその形だった
自らの意志で
動くことができなかったが
絶えずすべてが動いているので
別に苦ではなかった

暑くなれば
空に浮くこともできた
のん ....
夜に出でし月は
右より欠けて浮きつつも
心鎮むる情けありて
ただひたすらに眺むらむ

何をか語らむその月は
暗き空に染むるる色は
今に咲く黄梅と思ほえ
心なつかし

夜に出でし月は ....
宇宙に終わりがないように
人の心にも終わりはないのです
ですから
自分で勝手に
終わらせないで下さい

風はいつでも吹くように
心も新しくなるのです
ですから
自分で勝手に
しまわ ....
海を見にゆこう
大きな風車が回っている
いくつもいくつも回ってる
海は光っている
風も光っている

山の神社に守られて
音はあるけど
音がない
そこから陽が放たれる

海を見にゆ ....
私の空
君の空
私と君の空
今まで遠かったものが
近くなる

私の夢
君の夢
私と君の夢
今までバラバラだったものが
一つになる

私の喜び
君の喜び
私と君の喜び
今ま ....
悲しみを
心にしまいきれない時
人は涙を流す
いくら心が広くても
人は必ず涙を流す

喜びを
心にしまいきれない時
人は笑をこぼす
いくら心が狭くとも
人は必ず笑をこぼす

人 ....
遠い昔に
私は生まれなかったけれど
言葉によって
その過去に行くことができる
言葉以上のものを見ることもできる

遥か未来に
私は生きることはできないけれど
言葉によって
その時の先 ....
大地には梅の花
赤い赤い梅の花
光をいっぱいに受けて
大地を彩る

花が開くと
なぜだろう
どこからか
喜びがやってくる

今の喜びがやってくる
今の喜びは今しかない
明日の喜 ....
あなたの心の手を広げてください
そして
風を抱きしめてください
ほら
やわらかい風が
あなたの微笑みに応えている
もしも
あなたが涙を流しそうになったら
ここに来て
大地に浮きましょ ....
もしも空がなかったら
空よりも広い
夢を抱くことができただろうか
静かに流れている雲は
どこから来て
どこへ向かうのだろう

もしも星がなかったら
星よりも遠い
想いを馳せることがで ....
もう昔のこと
ある国があった
その国の人々は
自分が良いと認めたものしか作らなかった
自分が気に入らないものは作っても全て壊した
自分が良いと認めたものしか使わなかった
自分が気に入らない ....
たとえその花が
どんなに綺麗であったとしても
どんなにあなたが好きであったとしても
だれもが知っている
だれもが持っている
どこにでもある花では
だれもあなたらしさが見出せない

人は ....
君の心は黄緑色なので
僕のようなオレンジ色の心とは
似合わない
もともと黄色は同じだったのに
どこでどうしたのか
君は緑と
僕は赤と
混ざっていった

もう黄色をいくら混ぜたとしても ....
僕の力では
雨を止ませることは
できないけれど
心の雨は
僕の力で晴らすもの
夢を持てば
心に虹が架かる

僕の力では
風を吹かせることは
できないけれど
心の風は
僕の力で流 ....
君の中の炎は
常に形が定まらず
消えることなくむしろ
どんどん燃え盛り
竜巻となって
全身を駆け巡る

その炎はいずれ
君の中の情熱を燃やし
そこから生み出される蒸気によって
君は ....
水が流れる
水車が回る
水が回る
僕は僕の血液で回る

風が吹く
風車が回る
風が回る
僕は僕の呼吸で回る

陽が昇る
地球が回る
陽が回る
僕は僕の意志で回る

星が輝 ....
人は
他人の幸せはよく見えて
自分の幸せはよく見えない
もしかしたら
他人よりもずっと幸せなのかもしれない

だから
自分が愛する人を
自分よりも幸せにすることが
自分を幸せにするこ ....
水素原子と酸素原子だけが
一定の割合で結びついてできた水は
確かに純粋な水であろう
綺麗な水なのかもしれない

では美味しいのか
答えは否であろう
純粋な水ほど美味しくない

ならば ....
星を見つめれば
今までの自分が
とても弱く見えてしまうけど
それは自分の心が広くなったから

海を見つめれば
今までの自分が
とても狭く見えてしまうけど
それは自分の心が深くなったから ....
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう

ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う

ひとひらひ ....
今の季節に合わせて
色の神が
世界を白くする
僕も白くなってゆく

そして
今の風に合わせて
音の神が
世界を奏でる
僕も音になってゆく

その後は
今の心に合わせて
{ルビ ....
あなたは今
ある地面に立っています

これからあなたはその地面から
上に行くのか
下に行くのか
二つの中から一つ選ばなくてはなりません

上に行く場合
足元が不安定になりますが
高 ....
ものすごく
花を見たいと想う時
外は
なぜか雪が大地を覆っている

諦めきれず
かといって何もできず
この気持ちを心に抱き
想い描くのは
実際の外見の花よりも
ずっと綺麗な花

 ....
風が走る
土が舞う
水が震える
枝が軋む

風は思うままに
その力を誇示するかのように
押す力が押す力を加速させ
どこまでも走り通す

風が飛ぶ
森が揺れる
岩がずれる
波が ....
振り向かない力が
勇気となって
道のない前を
歩いてゆける
淋しくはない

振り向かない力が
翼となって
果てのない空を
飛んでゆける
悲しくはない

振り向かない力が
光と ....
今よりも
もっと大きくなりたいと想ったけれど
すぐにはできないから
今からできる
小さいことを見つけようと想う

今はまだ
ぜんぜん小さな自分だから
いきなり大きなことはできない
ま ....
翼は光に向かって
青空の中を
風に吹かれながらも
ひたすらに
羽ばたき続ける

見下ろすその海は
光を受けた
波と魚の群れが
きらめき瞬いている

翼は光に向かって
どこまでも ....
旅をしたい
計画のあるものではなく
行きたいと思った時から
電車に乗っている
どこで降りるのか
わからないけれど
どこか遠くへ行ってみたい

旅をしたい
目的のあるものではなく
感 ....
時というものは
幸福な思い出を
少しずつ削りながら
現実を幻へと変えてゆく

時というものは
不幸な思い出を
わずかずつ慰めながら
現実を夢へと変えてゆく

時というものは
人と ....
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ

明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ

優しい朝だ ....
Rin Kさんのぽえむ君さんおすすめリスト(313)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ぽえむ君自由詩12*07-2-11
夜に出でし月は(「古語の宴」例示作品)- ぽえむ君自由詩12*07-2-7
宇宙に終わりがないように- ぽえむ君自由詩12*07-2-6
海を見にゆこう- ぽえむ君自由詩8*07-2-4
私と君の…- ぽえむ君自由詩10*07-2-3
心にしまいきれない- ぽえむ君自由詩14*07-2-2
私の心よ- ぽえむ君自由詩12*07-2-1
赤と白の喜びと幸せ- ぽえむ君自由詩8*07-1-31
翼を広げてください- ぽえむ君自由詩14*07-1-29
もしも空がなかったら- ぽえむ君自由詩12*07-1-28
もう昔のこと- ぽえむ君自由詩10*07-1-24
人は花を探している- ぽえむ君自由詩12*07-1-24
君の心は黄緑色- ぽえむ君自由詩15*07-1-23
僕の力ではできないけれど- ぽえむ君自由詩11*07-1-22
心は熱く頭は冷たく- ぽえむ君自由詩8*07-1-17
僕は僕の夢で回る- ぽえむ君自由詩15*07-1-16
自分の幸せはよく見えない- ぽえむ君自由詩9*07-1-15
純粋な文章ほど美味しくない- ぽえむ君自由詩15*07-1-14
君を見つめれば- ぽえむ君自由詩11*07-1-12
ひとひらひとひらと- ぽえむ君自由詩14*07-1-12
神々の力- ぽえむ君自由詩11*07-1-11
上に行くのか下に行くのか- ぽえむ君自由詩11*07-1-11
君を見たいと想う時- ぽえむ君自由詩9*07-1-8
風が走る- ぽえむ君自由詩12*07-1-7
振り向かない力- ぽえむ君自由詩14*07-1-6
ずっとずっと大きくさせてゆく- ぽえむ君自由詩8*07-1-4
翼は光に向かって- ぽえむ君自由詩8*07-1-3
旅をしたい- ぽえむ君自由詩1006-12-28
時というものは- ぽえむ君自由詩1206-12-27
うれしい朝だね- ぽえむ君自由詩1506-12-27

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