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自分の名前を
忘れてしまいそうになる
遠いとおい旅路なのです
だけれども
決して忘れない
名前もあるのです

あの月と星をいただく塔の上で
そらに吸い込まれる
ただひとつの呼び名のよ ....
砂で掻き取られた
昼夜の温度差の
割れ目で苦悶し
空と接する果てまで
寡黙に散在する
岩とは、ただある
と、いうことなのです

それらがこの砂漠の
紛れもない住人で
そして私は血肉 ....
水面のやさしさを信じ
身を投げる木の実の
沈んでいく運命の先を
知らないかのように
綺麗な音色だと
美邪気に笑う君に
かなしくなる

西の雲は入り日に
焼かれるからかわいそうと君 ....
僕は、女が欲しい
女のかたちではなく、女というものだ
できれば女のかたちに入っていると
うれしいが
それが別のかたちでもかまわない

君がもしも男だとしたら
僕は女というものになりた ....
一人で行った交通科学館からの帰り道
環状線で小学生の僕は
財布を落とした

鶴橋駅の連絡改札は
近鉄線の切符が必要で
連絡切符を買っていなかった僕は
家に帰れない

途方に暮れる僕に ....
誰のものでない足跡が
泥のような海に向かっている
きっと
闇の生まれるところ、
果てと呼ばれる
光、奪われる場所の
刹那の真実を知りたくて

、対消滅
小さな声でつぶやく
今日も遠 ....
本を捨て風を追え
光の鉄筆を持ち
刻むがいい
化石となり残る言葉を
考古学者が
その意味を追うだろう

ノートを捨て雨を打て
声にならない慟哭を
写すがいい
降り積 ....
ilohaさんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
誓い- たりぽん ...自由詩18*06-12-17
さらさらと、砂漠を閉じこめて- たりぽん ...自由詩9*06-7-6
ホタルブクロ- たりぽん ...自由詩16*06-7-2
きみのかたち、ぼくのかたち- たりぽん ...自由詩14*06-5-23
駅・鶴橋- たりぽん ...自由詩17*06-5-18
波にむかう足跡、僕のものではなく- たりぽん ...自由詩14*06-5-16
無題___(本を捨て風を追え)- たりぽん ...自由詩11*06-5-12

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