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恋の終わりは
キリバナ
キリバナ
死んでいるのか
いないのか
ガラスコップの
一輪挿しが
あっけらかんと
咲くように
私は
あなたを失って
冷たい夏を咲いている
も ....
斜面を切り分けて
父の家が建つ
小さな
直方体を
重ねただけの
たぶん
遠い質量の
かたちのないたましいを
とどめおくために
ほっとした表情で
母は告げる
これで
....
指は
君の小さな生き物だった
どこか
遠い異国の調べみたいに
時おり
弾むように歌ってた
君が僕の指を食む
君が
少し子供にかえる
遠いね、
とだ ....
あの日を境に
世界は明らかに下り坂に入ったんだ
たとえばさ
えらい人が逮捕される時ってあるでしょう?
あれね
時代劇の捕り物みたいに、突然いっせいに取り囲むってことは
実は ....
もってけもってけ
べべんべべん
私の
こころは大安売りで
いまなら
過去は問わなくて
さあさ
お買い得だよそこの人
買わなきゃ
きっと後悔するよ
もってけもってけ
....
母をおくる と
おそらく
わたしの半分が終わる
半分が終わる と
わたしには
守るものがたくさんあって
後戻り
できないことも
また
たくさんあるのを知って
さみしさの ....
きらめく
というのは
煌く
と書くらしい
煌くといわれても
どうにも
煙い
くらいにしか見えないんです私には
あるいは
火皇く
どこかの
国の王様が
焚き火遊びの
退屈な ....
ほら
こうして
鈴をつるしたフラスコの
空気をだんだん抜いていく
鈴の音はやがて
震えるだけの記号となって
あのフラスコにわたしは
どうしても
ティンカー・ベルを入れ ....
大村 浩一さんのuminekoさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
キリバナ
-
umineko
自由詩
13*
10-8-22
帰路
-
umineko
自由詩
28*
08-10-6
指
-
umineko
自由詩
27*
07-10-12
sky
-
umineko
自由詩
27+*
05-9-10
バナナの叩き売り
-
umineko
自由詩
4*
05-6-18
母をおくる
-
umineko
自由詩
31*
05-4-19
あなたにはわからないこともあるんだよ
-
umineko
自由詩
11*
05-3-30
真空フラスコとティンカー・ベル
-
umineko
自由詩
45*
04-9-20
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