すべてのおすすめ
ほどけてしまいそうな
女の子のからだから
春をとり出してならべる

つみぶかい瞳が
まだそこにおよいでいる
名前の知らない五月の旗
活字から顔をあげて
だれをみる
外をみた
窓 ....
ひとつひとつに
名前なんてなかった
きみだけが知っていた
美しい世界
神さま
ねえだから
きみは神さま
みんながうまれたときに
さいしょに泣いてくれたのは
きみだったな
あわくする ....
白い手首から
あかいなみだが滴りおちて
砂に染みた
日をしるたびに乾かされる
ざらついた海の響きが
耳に刺さる

あらゆる事象が眩しい

それまでも花の咲く過程だときみはいう
半信 ....
産まれたのは透明な冬
冥王星のなまえをもらった



彼女は海に飛び込む
後姿は蝶の背骨
白い指で息を止めても
朝はきっと来ない
細い髪がやわらかくゆれる
スローモー ....
水中ではうたもうたえない
だけど泣いたってわからない
ささやかなゆれはわたしの体温になって

さかなたちの集うよるがくれば
ふやけた指先からあふれていく
あらゆる目線の延長上 ....
大村 浩一さんのアオゾラ誤爆さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メーデー- アオゾラ ...自由詩2508-5-1
神さまとさよならする日- アオゾラ ...自由詩3607-12-20
花葬- アオゾラ ...自由詩1207-11-24
冷え切った冬の最果て- アオゾラ ...自由詩2307-10-31
肺をみたす(水葬)- アオゾラ ...自由詩2507-8-17

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する