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どこへおいきやすの。
ほらあんた、
あんたですがな。
どこへおいきやすのか、
ちゃんとゆうてみなはれ。
ゆえへんのか、
ゆえへんのはどのくちや、
このくち ....
ぼくたちは生きている。
これまでもこれからも、
そして今もぼくたちは生きている。


世界にはぼくたちがいる。
たくさんのぼくたちがいる。

たくさんの ....
あのね。
ときどきね。
なりたいと想うのさ、
ふにゃらくにゃに。

そしたらさ、
やわらかくなって、
ゆるくなれそうなね。
そんな感じがするのさ。

 ....
彼がいる。
此処彼処に彼がいるので、
落ち着いて眠れない。

彼は日暮れになると満ち満ちてくる。
丑の刻を迎える頃には、
遙か彼方まで彼で満たされる。
此 ....
せっくすの意味を知ったのは、
煙草を覚えた日だった。
せっくすの女が吸っていたのを、
もらってはじめて吸った。
だけどはじめてせっくすしたのは、
その日じゃな ....
これはもの、
こわれものだから。
とっても大切にして、
こわさないで。

生きてないの、
これはものなの。
こわれてしまうと、
もう駄目。

こわれ ....
わたしの余白には言葉を埋めないで、
どうかそのままにしておいて下さい。
あなたが埋める言葉はとても想いので、
ふたりはいつも沈んでしまいます。

句読点のない ....
泥濘から足を抜く。
緩い泥は少し抵抗したが、
やがて諦めたのか、
足を放し、
ぶつぶつと何事かを呟いて、
流れていった。

辺りは何処も濡れていて、
何 ....
鬼の葬列とは、
かくも美しいものか。


日の沈む、
餓えた幻野。
果てへと続く、
燐光の列。

櫻草の上、
風に撫ぜられ、
虚ろ漂うは、
鬼の魂 ....
封を切った宇宙からは、
懐かしい薫りがしました。

お久しぶりです。
と、
挨拶をして、
あなたを二匙。

ゆっくり沸かし、
ふんわり注ぎます。

 ....
わたしがうまれた宇宙は、
とても深いところにありました。

そこは何もかもが、
ゆっくり動いていて、
まるで止まっているような、
時がながれていました。
 ....
南の海に、
どんぶら浮かぶ、
にぽぽ島は、
独立国である。

にぽぽ島は王政で、
現国王は、
にぽぽ・ぱぱ十四世。

にぽぽ歴、
四百年に即位した彼 ....
ごみ袋を引きずって、
外に出る。
家の外に出るのは、
三日ぶりだ。

ずるずると、
アスファルトの上を、
引きずって運ぶ。

集積所の周りでは、
ご ....
ぐるぐる太陽の下、
ぼくたちは生まれて、
食べて寝て起きて、
また食べて、
生きて、
いる。

まいにちまいにち、
いつもまいにち。
食べて寝て起きて ....
水在らあらあさんのPULL.さんおすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_おいない。_」- PULL.自由詩14*06-9-8
「_ぼくたちは日曜日。_」- PULL.自由詩14*06-9-3
「_ふにゃらくにゃ。_」- PULL.自由詩3*06-9-1
「_彼。_」- PULL.自由詩13*06-8-30
「_せっくす。_」- PULL.自由詩20*06-8-28
「_もの。_」- PULL.自由詩10*06-8-23
「_余白。_」- PULL.自由詩18*06-8-22
「_泥濘。_」- PULL.自由詩11*06-8-8
「_鬼火。_」- PULL.自由詩12*06-8-5
「_紅茶神の微睡む、_」- PULL.自由詩22*06-8-3
「_こすもふぃりあ。_」- PULL.自由詩18*06-8-1
「_にぽぽ島から、こんにちは。_-_にぽぽ島お昼寝だより、そ ...- PULL.自由詩14*06-7-28
「_みごみ。_」- PULL.自由詩10*06-7-27
「_ナパパホパパ・ヘパ・ウパパヤ。_」- PULL.自由詩12*06-6-14

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