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この道、小道
ゆっくりと
滑り出す



よく晴れて
いない日を
休日に選んで
毎日の余韻で
痺れている右手を
左手でそっとさすりながら
寝転がっている、この場所

四角い ....
パパの鞄抱えて憧れてた
格好良いパパみたいになりたいな

ママのサンダル履いて夢見てた
優しいママみたいになりたいな

父上
無視を決め込まないでよ…
母上
何で子供に気遣ってるの? ....
ありがとう

ありがとう

ありがとう

ありがとう

君にとても迷惑をかけた

ありがとう

大好き

ありがとう
人を羨むしか術はなくても
まだ
こんなにも生きていたいなんて

人を恨むしか術はなくても
まだ
こんなにも生きていたいなんて

古い私も
今の私も

すべて私である筈だから

 ....
膝についた土の足影
太陽で溶かした黒印

混じらない遠吠えに
砕かれる夜霧の血脈

降りていく杖の焜炉
縮んだ石からり炒り

潰した靴直して履く
立てるならまだ歩く
こころは ならんでいたい

ゆったりと てをつないで

ならんでいたい


できれば たくさん

ならんでいたい

むりなら せめてふたつは

ならんでいたい


そと ....
雷は緑色だった

どうしても、そう思えてならない

そらという粒子の集まりの

その中へちょっと間違って入ってしまった

緑色の


(自転車に乗ると横を歩いていた幼稚園児くらい ....
誰かのため
 生まれてきた、わけじゃなく

何かのため
 生きている、わけじゃなく


ただ生まれてきたかった
ただ生きていたいから



だから

生まれてきたことに
 ....
紙切れ一枚
短い言葉が連なる紙切れ一枚

すっと指を滑らせて見たら紅い血液が
じんわり滲み出した

こんな薄っぺらい
微かな力ですら破られてしまう
この紙切れ一枚

等身大の紙切れ ....
人生の美しさについて
語るとき
人生が美しくないことは
考えない
   
そんなことは知っていて
分かっていること

人生というものは結局
美しいけど
人が生きていくことは
ずっ ....
捨て金魚をした

近所に川がなかったので
人の多い駅前に捨ててみた
金魚だってわかってもらうために
「大学と手毬です 可愛がってください」とでっかく書いた
気になって一日に何回も駅 ....
地下鉄で
あなたは手首だけの幽霊と手をつないでいる。
もうさびしくないね、よかった。
あなたを慰めるためだけにこの世界に生えているてのひら。
それはまるで、

薔薇のよう。
海美さんの自由詩おすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この道、小道- 霜天自由詩304-9-24
回想- HEDWIG自由詩2*04-9-24
ありがとう- 蒼空と緑自由詩204-9-24
complex- 谷川美嶺自由詩304-9-24
彼岸- 砂木自由詩9*04-9-23
こころ- こむ自由詩5*04-9-23
輪廻- 吉原 麻自由詩1*04-9-23
遠い昔、書き殴った思い- 智之自由詩2*04-9-23
プライド- もこもこ ...自由詩2*04-8-12
人生の美しさ- ゼロ自由詩303-8-21
捨て金魚- 嘉村奈緒自由詩33*03-8-3
薔薇の花- なを自由詩1903-4-13

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