すべてのおすすめ
チェジはかわいい
あたしたちの街の中では世界一の女ということになっている
かわいいの次元を越えた、とマイカは言い
スヌーピーの鼻をへし折るかわいさ、とハイリは言った
チェジの腕はいつも ....
君が花を手折る樣に優しい安易さで、彼を愛でると好いのです。
何であれ私は人を遺体にしたことが無いものだから、
到底その節の冗談も言えませんが君、
そういった情事もまた春色の ....
お兄ちゃん、と
呼ぶのが
照れくさくて
そのまま
僕たちは年をとった。
あなたは家を出て
後を追うように
私も出て
あなたは戻り
あるいは他所の国へ
私は
死ぬまであなたの弟 ....
またきたね、匂う夏が、
むせかえる、草叢のにおいのなかで、
ぼくらは、呼吸をする
過剰な、色彩の、
この、感情の、渦に、巻かれ、
色をもたない、ぼくらは、
草色に、染められてく
....
レッグウィップレッグウィップ。足元にじゃ
れつくウィップ。遠ざかる遠吠えにウィップ。
深夜のアスファルトに水滴。薄い雨粒。オゾ
ンの微膜が地表にはびこり地球を覆いつくす。
オゾンウィップオ ....
妹のまねをしてピンク色の靴に足をいれました
妹の足先をちぢめる癖がうらやましくて
きゅきゅいとゆびを中に引き入れようとするのだけれど
うまくまるまりませんでした
台所にひかれたリノリウムの上に ....
淋しい海岸には古びた洋館が建っていて
僕たちはそこでひと夏を過ごした
きみは髪の長い とてもきれいな女の子だったね
/だけど思い出せるのは 逆光に浮かぶはかなげなシルエットと
今ではもう時代 ....
たらちねの殻梯子からおりてくる
あの白いもののなまえを
ぼんやりと霞む視界だけれど
ああここにはことばがある
たくさんの羽虫が
いのちを喰いつぶして
ああでもつらくはない
....
みんな内側で作られてきた
おなかの中の住人だったの
駅にたくさんの人が歩いているけれど
全員が妊婦から生まれたの
ブラボー
脳みそが痛いや
お母さんから生まれたんじゃなくて
妊婦さんから ....
『白い部屋が白くないとき
人はたいてい
寝ているか
たそがれているか
死んでいるかです』
『ふやけた指が
その婦人を苦しめるのは
しだいに歳をとっていくことを
思い ....
シャーロットさんの未詩・独白おすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
チェジ
-
ピッピ
未詩・独白
10
06-1-16
文集_うららかに
-
岸
未詩・独白
2
06-1-9
私_信
-
るか
未詩・独白
52+
05-8-4
夏
-
青色銀河 ...
未詩・独白
11
05-7-11
ライト、ライト、レフト(ウィップ)、ヴァース
-
いとう
未詩・独白
9*
05-6-22
曇天
-
shell-lamb
未詩・独白
2
05-6-20
_海岸地方の物語
-
「ま」の ...
未詩・独白
2*
05-6-4
白濁炎上
-
オオカミ
未詩・独白
16
05-3-9
マーカー
-
サダアイ ...
未詩・独白
7
05-3-9
断片
-
クローバ ...
未詩・独白
4*
04-12-10