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眠れない夜は、
アルコールランプの青白い炎に揺られて、
エリック・サティーのピアノの指に包まれていたい。
卓上時計から零れだす、点線を描く空虚を、
わたしの聴こえる眼差し ....
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鎖骨のようなライターを着火して、
円熟した蝋燭を灯せば、
仄暗いひかりの闇が、立ち上がり、
うな垂れて、黄ばんでいる静物たちを照らしては、
かつて丸い青空を支える尖塔が ....
  1.永遠の序章

(総論)
一人の少女が白い股から、鮮血を流してゆく、
夕暮れに、
今日も一つの真珠を、老女は丁寧に外してゆく。
それは来るべき季節への練習として、
周到に用意されて ....
どんよりとした鉛色の雨が、わたしの空洞の胸を
突き刺して、滔々と流れてゆく冷たさが、
大きなみずたまりを溢れさせている。
みずたまりには、弱々しい街灯の温もりによって、
歪んだ姿のわたしの言葉 ....
今唯ケンタロウさんの前田ふむふむさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春のための三つの断章- 前田ふむ ...自由詩33*07-4-18
浮遊する夢の形状____デッサン- 前田ふむ ...自由詩28*07-1-24
寂しい織物—四つの破片_デッサン- 前田ふむ ...自由詩42*06-11-30
冷たい春- 前田ふむ ...自由詩18*06-4-16

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