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ほんの少し
冷たさが混じっている
そんな気がした

黄昏の屋上で一服
頂を泳ぐ三色の雲が
足早に視界の端々を渡る

無機質な夏がもうすぐ
幾つかの後悔と共に消え
告げる季節の声に
 ....
咽るような熱に包まれた朝
日向を避けて裏道に入る
いつもと違う通勤路

ほんの少し吹いている風が
滲んだ汗がへばり付く
ワイシャツを冷たくして

川沿いに伸びる道
太陽が広げる両手を ....
眠れない夜に思い浮かべる
最近いつもと同じ過去ばかりで

例えば遠い記憶の彼方で
笑いあっていた放課後
例えば笑顔も救えずに
怒号に屈服した苦い春
例えば抱き合う時でしか
感じれなかっ ....
木賊ゾクさんの松本 卓也さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初秋風- 松本 卓 ...自由詩106-9-1
いつもと違う通勤路- 松本 卓 ...自由詩106-8-26
誰も愛していない夜- 松本 卓 ...自由詩3*06-7-12

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