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「とうもろこし」って言えなかった
小さい頃

どうしても
「とうもころし」になってしまって
ゆっくり言ってごらんよと言われても
やっぱり
「と う も こ ろ し」って言ってしまう
 ....
一弦にふれる
あのひとの
小指をもいで
私の部屋に置いて
爪の先まで
かわいいよ と
褒めてあげたい

私のほっぺの
いちばん柔らかいところに
指の腹をぺたん
くっつけて
好き ....
ほがらかに

眠気なんてふっとばし
 
かろやかに
 
眠気なんてふっとばし
 
カフェインで
 
眠気なんてふっとばし
 
気付けば明日
 
太陽だって昇り初め
 
 ....
貴方の前に門があります
幸福に通じる門です

門扉の向こうからは楽しげな音楽や
悦びに満ちた歓声嬌声が聞こえます

貴方は開けますか?

俺は開けることが出来ませんでした
萎えた四肢 ....
いつの頃からそうなのか
わからないけれど
物心がついた時から
ぼくの家には屋根がない

どうしてなのと
親に聞いたら
そういうものだと諭された

友達の家にも
遊びに行くお店にも
 ....
『未亡人』
という呼ばれ方を嫌った叔母は
高飛車な懐古主義のロマンチストで
まだ幼かった私に

{ルビ刀自=とじ}

と呼ぶように教え込んだ


『{ルビ刀自=とじ}の刃』

 ....
男の子は今のうちよ
ちょっと大きくなったら
なかなか話もしてくれないの
うんと大きくなった今は優しいけどね
うちの子にもこんな時期があったんだわ

なくした宝を
手の届かない場所に見つけ ....
言葉が巡業する。言葉が並ぶ。言葉が輪唱する。言葉が累進する。言葉が減殺する。言葉が吸い付ける。言葉が背く。言葉が中傷する。言葉が直言する。言葉が苦味走る。言葉が売却する。言葉が引き抜く。言葉が巻き上げ .... 帰宅
疲れ
机上
手紙
気づかない

深夜
パソコン

向かう
気づかない


書こう

書こう
あれ
あれ
気づかない

キーボード
コーヒー
 ....
はちがつようかのその下には
あのひとの死体がうまってる

わたしの夏が赤いのは
夏があのひとをうばっていったから
わたしの夏が暑いのは
夏があのひとのねつをうばっていったから

はちが ....
あたしを弾いて頂戴
この暗闇の中で
その人差し指で
マリオネットみたいに
あちら こちら
自由自在

あたしの体は鳴り続ける
それはまるで
海の底に響くピアノ
魚 ....
 ィ,xxス・紗kゥス、アル布a.arベッド!
  (pp,プリン肢.pァル-る℃、明k,くす・サ,kk楠!
    ィ,xxス・鎖k.ノゥス、aアル訃..ar.斜rベット!)

ve ....
スーツを着た蟻、粧し込んだ蟻
行列作ってバスに乗り込む
トウキョウシンジュク
混沌中枢
今生きてるのは僕らだけ
奴らはみんなエキストラ


「何かに向かう群衆の流れに逆らって歩いている ....
               
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はたえり たなげた かえりの くぐり
そうら そとゆれ つつなげ つつわら

さとのひ かからせ なけえぬ えみち
けむり きりきぬ かかえて こいふみ

みをなげ うつつえ おくれ もう ....
陽炎ゆらめく金の砂子
彩雲は海風に吹き乱れ
てのひらに燃え立つストレリッチア
放った水際 横なぎにさらわれる

あの辺を転がってく
サクラ紙みたいな柔らかいの
さっき2人で食べた
カッ ....
煙草を買おうと部屋を出た

外は大粒の雨

アスファルトは鯨の背中の

光沢で濡れ

商店街のタイルばりの地面は

輝く水をたたえる湖

薬局のトタン屋根を

雨が叩く バ ....
ネット詩の悪魔さんの自由詩おすすめリスト(107)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「とうもろこし」って言えなかった- ベンジャ ...自由詩13*06-8-31
小指- とうどう ...自由詩10*06-8-31
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