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{引用=しゃわしゃわと濡れそぼってくアスファルトに嫉妬していたビー玉の夏}


街じゅうに言い訳にじむ赤信号は迷子の大人達にやさしい


新型なら上書きができるんだろう 消しゴムかけて毛羽 ....
三度目はもう事故じゃない 手のひらで古い磁石が廻り続けて



喉笛は砥石の音色 組み敷かれ我意志のある屍となり



呪いである 凝固と気化を繰り返す二つの肉を月光が刺す


 ....
ひねったら水が出ます ひかっています で? 好き、に理由なんてないよ


踊り場の全員うえを向いている スカートの嬌声がひびく、午後


うす目あけて口をあけてぎゅっとにぎってゴムふうせん ....
 
 
見えない先から
ひさしぶりに糸を引かれ
私も
糸を引いて応える
紅い汗を流して彫刻のように削りだした核から伸びている、それは
時にたわみながらも千切れずに今も

在る、確かめ ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
 
十六歳だった
終わったあと
ひとつになったんだね、と囁かれ
雑誌の読みすぎだとおもった
このベッドの下に隠れてるなにかかしら、とか
制服がしわしわになっちゃった、とか
私ははじめてで ....
夕刻
街に初雪が舞いました、そして23時の空には
輝くオリオン
long time no see!

数年前
雪に覆われて色をうしなった冬の真ん中で
バスでのうたた寝が災いし
予 ....
深夜、男友達から『お前のことずっと上海してた』と電話。ひどく
驚き、『ごめんなさい』とだけ応えて電話を切る。自分の言動を振
り返り、しばらく彼には会わないでおこうと決める。図らずも点と
点 ....
らんららん 出張中の男の洗濯をしようと乙女心を持参しアパートへ向かったら
まさに今 女にまたがろうとしている男と遭遇
鍵をかけていても私は合鍵を持っているのだから男の防衛策意味なし
セコムしてな ....
ピクルスさんの石畑由紀子さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ちりり、燃える、- 石畑由紀 ...短歌4*09-3-21
- 石畑由紀 ...短歌5*08-12-5
蛇口- 石畑由紀 ...短歌16*08-9-30
オレンジ- 石畑由紀 ...自由詩13*08-4-11
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
ひとつひとり- 石畑由紀 ...自由詩3307-12-30
オリオン- 石畑由紀 ...自由詩12*07-11-19
上海された- 石畑由紀 ...自由詩57*04-5-3
正三角形- 石畑由紀 ...自由詩24*04-1-29

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