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潮音、拡やかな幸福
海の縁に腰かけていた
中埠頭は青くあり
ごうごうと鳴るごとに
背骨のきしむような気がして
足首をさらう水音で紛らせている


波間に叫ぶようなことばを
持ち合わせ ....
油をひいたばかりの床に
児らの笑い声が散らばっていたので
つまんで手の平にのせたら
ころころとふるえて弾けた
遠き山に、日は落ちて
白墨を移した袖口に
西日との混濁を見る

小さな胸に ....
身体中の夏を零しながら、
どこまで君とあたしは行かれるだろうね、

理解と時間との途方もない距離を思うときプリティ・ヴェイカントは場違いなノイズでしかない。
イヤフォンを片方、君に

ほら ....
晧々、繋ぐ道

くしゃりくしゃなり
草いきれに隠れて耳を当て、浅緑を喰む羊の腹にもたれかかる。いつしか眠りに落ちた(べったりと頬から鼻腔、この匂いを識っている


立ち上がり、方々の出口へ ....
ピクルスさんの日向夕美さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青の王国- 日向夕美自由詩407-10-23
上手な家への帰りかた- 日向夕美自由詩4*07-10-3
夏音- 日向夕美自由詩7*07-7-18
放牧- 日向夕美自由詩11*07-7-11

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