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そして少しばかりの喘息を患う
見上げの銀河大聖堂から
調子外れのジャム
コラールはというなら単音のまま止めどなく
退廃した昨日の動悸をまっすぐと燃やした
血脈だけが頼りなの
時 ....
真空伝記は
竜の背にもエレクトロを静電し
暗がり黄走る永いひかりの連なり
真っ先に稲光る
ころげた永遠
ただ白い歩記は錯乱する程に
つよい顔のような夕暮れ
きこえなかったよ
一 ....
朱銀のスプレーを吹きかけ
月が街灯に拡散し立ち昇る黄蝶の渦巻き
肌寒いモノクロリボンを路地裏に解き放したまま
退廃のエアープレインが
氷雨玉の群れを爆撃してる
なみき通り
倒錯したガー ....
赤い信号灯の錯乱
ふらふら頭のすぐそばで変わり逝く
いとましく尖った雑踏に
いり込む隣接にとり乱す
なみだし儚い花びらが電脳をつき抜け
何時間オレは彷徨っていたんだろう
足下か ....
日没に抱擁の石
喉に付き突け
思慕揺らぎて白い刻に寄せる
見知らぬヴィオロンよ
どんなに多くの遠い都会で
貴様の孤独な夜が私の夜に歎いただろう
堕弱な人生の一時的な季節
....
常なるは
惶恍たる黛樹の双想
疾瞑せし
悦炎蒼々と
其三十二ヶ月を
覺すれば
翳曄の濡帶に
灼瀞の盃を秘し
真澄の心慈す
唯楽唯楽
故日忍び
傷心の碧惣
堪 ....