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高層ビルの屋上で
夜を 覗いていた
時が降ってきて
私は この惑星に取り残された
{ルビ古=いにしえ} でしかないよ
そう教わったのは幼い頃
数億 その時に
私は打たれながら いつか ....
それには まだ
誰も 触れていなかった
息を吹き掛けると
勝手に 回りだした
動きだす日々
巡りだす季節
色とりどりの光
気分屋の雨
種を蒔いて
見つめた時間だけ
命は膨ら ....
行くならば
時に 厳しく立ちはだかり
帰るならば
時に 優しく抱きしめてくれる
人はそれなしに
今を 築けない
今はそれなしに
何者も 動けない
遠く陽炎
揺らめくのは 僕 ....