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雨の糸の隙間に
夜は満ちて
ストーブの熱が
そこだけ幸福とでも言いたげに
ほんのり春を創っている

きみと並んで傘をたためば
二人の水滴は
余分な約束事のように散らばって
冷えた ....
雨が上がると
空気が透明を増して
夏の名残と夢とが冷まされ
水の中を歩くように九月

夏服の明るさが
どこか不似合いになり
息を潜めていた淋しさだとか
熱に乾いていた涙が
堰を切 ....
紫翠さんの銀猫さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
漆黒の髪を愛する- 銀猫自由詩42+*06-11-27
輪舞(ロンド)- 銀猫自由詩19+*06-9-3

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