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宵闇は
切り子細工の紅茶に透けて
紫紺も琥珀の半ばでとまる
グラスの中では
流氷が時おり
かちり
ひび割れて
薄い檸檬の向こうから
閑かに海を連れてくる


壁の時計は
ゆるり ....
コートの袖口に
凍った風が刺さり
いつか繋いだ掌を思った

小さな歴史が吹き飛びそうな日には
冷静を乱し
きみ行きの列車に
乗ろうかと考えたりする


枕木に光る足跡を
小さな獣 ....
導さんの銀猫さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
早春- 銀猫自由詩18*06-2-10
雪白の約束- 銀猫自由詩12*06-2-5

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