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いち
にい
さん
しい
ご
たとえば
「ありがとう」と言う前に
五つ数えたいくらいの想い
小さな夜
小さな部屋に
小さな明かりを灯して
泣き叫ぶくらいならどうか
美しく歌わせてください
姿なく鳴く鳥の声は染み渡り
深く胸のうちで跳ね返り
まるであなたを ....
まるで葉っぱの落ちた木のようだ
風が吹くたびに
小さな声をあげている
ゆっくりと息を吐きながら
それでも溜め込んだ本音を飲み込んで
掲げた両手の先
どこまでも遠い空を眺めれば
....
髪を切ろうと決めたのは
特に心境の変化があったからではないけれど
肩までのびた髪を両手でまとめながら
記憶をほどいてみればさかのぼるほど
やけにたくさんの思い出が
ちらついてしまいま ....
生まれたときから
親指が無かったのだと
その子はいつも
両手をポケットに入れて
両手を使わなければならないから
雨が降る日は嫌いだと
右利きなのに
五本そろった左手で書く文字 ....
書かれた言葉と
書かれなかった言葉を挟んで
あの日記は閉じました
喜びが込み上げてくる日には
書かれた言葉が読めるのですが
悲しみが込み上げてくる日には
書かれなかった言葉が読 ....
塾の講師なんて仕事をしていると
子供の心に触れてしまうことがある
前に受け持っていた女子生徒が
授業中に突然飛び出して
二階のベランダから飛び降りようとした
「死んでやるー!」と何度 ....
空と海の境目は
遥か遠くでつながっている
海鳥が
水際に光る魚を探している
真実は見え隠れして
それを捕えるためには
そこに飛び込まなくてはならない
解っている
生き残るた ....
窓の外を眺めていたら
ちらちらと光の粒が見えて
それは屋根から落ちる
雪融け水だった
ぽたぽたと
小さな粒の集まりは
バンジージャンプをするように
春に向かっておちてゆく
おそるおそる見つめ ....
hiyokuさんのベンジャミンさんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
言葉にならない想いをこめて
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ベンジャ ...
自由詩
5*
06-3-28
小夜鳴鳥(ナイチンゲール)
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ベンジャ ...
自由詩
8*
06-3-17
背伸びする
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ベンジャ ...
自由詩
7*
06-2-11
髪を切る日
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ベンジャ ...
自由詩
5*
06-2-9
手のひらの大きさ
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
06-2-8
栞(しおり)
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ベンジャ ...
自由詩
12*
06-2-7
知らないことを知っている
-
ベンジャ ...
自由詩
42*
06-2-6
空と海の狭間で
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
06-2-5
銀色跳ねた
-
ベンジャ ...
自由詩
3*
06-2-2
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