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朝をはじめる太陽は
まるで線香花火のようで

小さく揺れるその玉は
何も迷わず空へ空へ

紫に寝惚けた水平線を
橙に燃やしながら昇っていく

やがて膨らみ色を変え
放つ光は僕を丸ご ....
ずいぶん遠くまで歩いて
きみのクツはまるで
最初と違うカタチのようにみえる

たくさん土の上を転がって
きみの服はすっかり
元の色を失ったようにみえる

何度も傘が破れて  ....
この街を 

この部屋を

この身体を

昏々と

眠らせるのは

夜では無く 

淋しさだ
あまりに長い間ひとりでいたせいか
ある日わたしはふたりになってしまった

わたしたちはさすがに元ひとりだったので
顔も体つきも声も性格もそっくり同じだった

「さみしかったよね。」
「う ....
最近《なんとなく猫》がよくウチに来る

なんとなく猫は一匹ではなくて
その日によって違う

茶色もいれば黒も白もいるし
大きいのもいればまだ子猫なのもいる

なんとなく猫は何となくウチ ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
まほしさんの松本 涼さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光の日- 松本 涼自由詩1107-5-1
ひたむき- 松本 涼自由詩13*06-11-19
眠り- 松本 涼自由詩406-6-11
ふたり- 松本 涼自由詩9*06-4-4
なんとなく猫- 松本 涼自由詩12*06-3-14
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2

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