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さみしいとばかり垂れ流しているくちびるが
あなたの名前をさがしているんです

ぼくはずっと
世界のおわりをみるために三角ずわりを崩さず、
双眼鏡片手に珈琲を飲んでいたけど
 ....
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二月のはじめに降り続く雪の
その多すぎる水分に浸りながら眠っている
白い指の腹を瞼にあてては
薄明かりに浮かぶ声を亡くしたさかなたちを
夢から逃がしてやろうと
 ....
{引用=

浴室で
目が覚める
からまらない夢
そういえば昨日、わたしは
産まれたいからずっとからだあらいつづけていたんだってきづいた

怖い夢だった
わたしの感知する世 ....
{引用=


鉛色の風が
立ち竦む香りをわたしの額に浴びせる
(さざんか さざんか)
嘘つきたちの赤い舌びらが
一面に敷かれるこのアスファルトの上に
膝をついている、足を汚している
 ....
{引用=

健全に降り注ぐ真白な陽差しの中
(それは、きらきら きらきら)
色をすくいだそうとしているわたしの手は
とっくに諦めを知っているのです

ハレーション起こした空色みたいに
 ....
{引用=


ぼくのものじゃない長い髪が浴槽の排水口へ流れた
その後を追うように
ぼくのものじゃない子供が流れていった
だから蛇口を勢いよく捻り
ざあざあといっぱいに水を浴びせ
そうす ....
{引用=



そんな言葉には
騙されないよという彼がいて
だから私は
ああ
こんな言葉では
信じてもらえないのだなと笑って
求められているのは
私の本質だろうか
生き方だろう ....
イダヅカマコトさんのあぐりさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やっぱりさみしさだとしても- あぐり自由詩4*10-2-8
二月のはじめに降り続く雪の- あぐり自由詩3*10-2-3
ながれる世界をのめばいい- あぐり自由詩4+*10-1-22
嘘ほどに赤くない日々- あぐり自由詩4*09-12-15
最良の快晴をきみの胸に思い描くということ- あぐり自由詩5*09-12-12
あいさない- あぐり自由詩3*09-11-18
霜月の窓から洩れて- あぐり自由詩5*09-11-18

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