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内に棲む獣を宥め寝かしつけ好き勝手するビール片手に
洋服を脱ぐかの如く性格をすらりと変えて男を騙す
知りたくないことだけ聞こえて来てる気がしていく大人になっていくから。。。
いつからか知らないふりを覚えてたそんな大人になりたくなかった。
こんなこと知らなければと思 ....
雨粒の一つ一つが糸となり体に絡む梅雨入り宣言
漆黒の髪の手入れをしないまま抜け落ちていく記憶の外へ
ココア姫マショマロ枕抱いてねる優しい人になれますように
サイダーの中に無数の星がある消えないうちにお願いしよう
黄金のリンゴジュースが飲みたくて急いで帰る夏から秋へ
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それぞれの皿に苺を盛り分けて
嫁ぎし娘の数も入れおり
盛装の娘の席は遠く しばたたく
目にぼやけゆく宴の席に
夕食の時どき夫は嫁きし娘の
空席言いて酒を呑みほす
月を取れ星 ....
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ
黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう
霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
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息絶えてセキセイインコは止まり木を滑り落ちたりかそけき音で
遊ぶことお喋りすること謡うこと好きなだけせよ次のいのちで
空の籠を片付けている 傍らに軽ろき羽毛が風に吹かるる