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詩を書くのは怠け者の仕事
誰かがそう言いそうだ
そんな、良心の傷を持ち
意味のあることを言っては
詩を食べて、そうして
パンももちろん
まとまった金はなく
売れませ ....
一月の妻の稼ぎで今日もまた市場に来たりものを買うなり
教会の片隅で微笑んでた女の子今は我妻となり
一粒の米もしあらずば一碗の飯もあらざりと思いつく
妻が勤めに白い朝顔が初めて咲いた雨がしきりに降る
ドビュツシー前奏曲集静かな曲妻を想う悲しさを癒す
鎮めても後からわく不安あくなき心配人は空しきもの
電話線には雀が五六羽さわ ....
日日に緑深まる狭庭辺に今朝は蛙の鳴き声がする
さきほども小雨降りいた表通り人の声して雀飛び交う
グリーグのペール・ギュントを聴きつつも紫陽花の絵をじっと見るとき
また鳩が一声 ....
妻清張われは花袋6月の空ベランダにバロック流る
午後になり雨しとしとと降りつづき朝顔の蔓つたふ土塀に
書物など喫茶に持ちて読みおれば髭の老爺(ろうや)が前に座りて
もみじ葉に ....
緑色いっそう深まり空曇りスズメさえずる朝の机に
わずかなる胸の痛みと音楽の耳にいりくる今朝の心に
マンネリか歌に心はずまずに昔作りし懐かしき歌
陽は上り妻の植えにしかわゆ ....
前田ふむふむさんの生田 稔さんおすすめリスト
(6)
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日付
詩を書くことも労働だ。
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生田 稔
自由詩
2
09-1-30
紙切れに書きし歌
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生田 稔
短歌
1
07-7-26
白い朝顔
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生田 稔
短歌
7*
07-7-10
ペール・ギュントの朝
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生田 稔
短歌
8*
07-6-9
雨降りだしぬ
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生田 稔
短歌
7*
07-6-8
二人できよく
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生田 稔
短歌
8*
07-6-5
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