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美しい花で満たされた花束
それを手渡す時に
その人との架け橋が築かれる

しかし美しさだけで作られたものを
手渡すのが怖くなる時もある
これで築かれた架け橋は
実は幻ではないだろうか?
 ....
星を讃えよ
僕はここに生まれる
輝くものを愛しみ
ひるむことなく
ここに生まれたことを
心の種とせよ
星のきらめきを見よ

空を讃えよ
僕はここにいる
目にするものを敬い
たじろ ....
壁を自在に移動する窓
持ち歩き可能な窓

心臓に取り付けるための窓

蜃気楼だけが見える窓

窓硝子に詩を書くための窓
叩き壊しても何度でも再生する窓

脱け出すためだけの窓
忍 ....
きれいな心の人が書いた
きれいな詩は傷つく

死ななきゃいけないって言われてるみたい

あいしても
濁らないひとがいるのはなんでなの

何が違うの


心のきれいな人が作る詩
 ....
春が来て
夏が来て
秋が来たら
もう冬さ

春が来て
夏が来て
秋が来て
そして結局
冬が来る

コンコンコン
シャンシャンシャン
サンタは泥棒
冬の夜
言いたいことが言えません

だって複雑すぎる
私の苦手な
イコールまでの樹海の中にいるみたい

ウォーリーの仲間達全員をなかなか見つけられないような
もどかしい日々が続きすぎてる ....
氷水に線香花火を浸せば
弾いたような音がなるでしょう


私の心臓の音


冷えたままの心に
ぽとり 
火を落としたのはだあれ?


ぬるま湯だった心に
ぽちゃん
氷を落と ....
今入ってきたニュースです。
秩序通り沿いの無秩序公園で
新種の偽善が発見されました。
傍目からは善にしか見えないとのことですが、
パトロール中の価値観が職務質問したところ
逃走したので捕捉し ....
のら犬がいた

そいつは
安全な距離を保ちながら
一生懸命に
オレを吠えた

かるく
しっぽが揺れていた
もとは白かっただろうに
よごれた茶色が寂しかった


砂利道にし ....
今宵、貴女に電話したのは
月がキレイだったから


今宵、貴女に電話したのは
夜の寂しさがやってきたから


今宵、貴女に電話したのは
そばに感じていたかったから


今宵 ....
青い空と、

青い海と、

青いココロ。


赤い頬は、

赤い陽か、

赤い信号のせいか。

黒い闇に、

黒い想いが、

黒いココロが。
僕の顔をそっと撫でていたのは
一体誰の手だったのか

美しい溜息

あれは母の手だったのだろうか
それとも夢だったのだろうか

台所では
夕飯の支度が進んでいる…
☆ おへそにピアス


おへそにピアスしています
ローライズのずっと上
チューブトップのちょっと下
夏の視線がやたら眩しくて
わたしのまんなか
おへそにピアス
わたしがまだ
あのひ ....
弟が二人いる姉など
子供の頃は 子守りをさせられ
遊べるくらい育ったら
キャッチボールなど 男同士だし

大人になっても
たまにラーメン食べにいくとか
うちで 飲むとか
まず 誘われな ....
お魚を食べなくなった猫は誰

一人で眠る猫は誰

君は猫で

私は友達

時間はぎりぎりに削って

人間の振りをする猫は誰

贅沢なお皿を平らげる

猫は君で

食べ残 ....
「すいません、歯を治療していただきたいのですが。」
「初診ですね。顔をお見せください。はいよろしいですよ。ではそちらで待っててください。」

歯科医の待合室は美女ばかりだった。
その中に ....
美しいもの
午前3時にファミレスで団欒する若い家族
美しいもの
駅の改札口で抱擁し口づける不細工カップル
美しいもの
不出来な部下に怒鳴り散らす不倫上司
美しいもの
後輩にジュースを買い ....
大きなガラス扉
日焼けしたブラインド
貸店舗、の白い貼り紙
コンビニになりきれなかった
角の、たなか屋

殺風景な店先のコンクリートには
ただひとつ
小さな郵便ポストが生えたまま
舌 ....
最近気になる病気は あれ、なんだっけ。
思い出せない病気です

誰から聞いたのか誰に言ったのか
思い出そうとすると肝心なとこがやっぱりモザイク

ちょ、待って。あーちくしょう

髪に熱 ....
にこにこしていると
ときどきとっても疲れる
笑っていると
体にいいなんて嘘だ
体に悪いことしたければ
ずっとにこにこしていればいい
天使の笑顔で毎日周囲に幸福を振りまけばいい
日々感謝の ....
あれは いつの頃だったでしょうか

公園にあった 長い滑り台
私ははしゃいで 滑り降りた
気を付けたつもりだったのに
両足を開いて 速くなりすぎないようにしたのに
震えてしまうほどに 私は ....
ため息が湿ってる
気持ちまで湿ってる

泣いたわけじゃないよ
ただ
疲れたみたい

汗もかいてないのに
少し濡れた頬

悲しいんじゃないよ
ただ
君が今何しているか考えただけ
 ....
宇宙は一秒間に四〇〇〇キロ

膨張している説がある

そう今まさに

宇宙はなお一定のものすごいスピードで

成長している

何故こんなに成長しているのだろうか

そして一体い ....
パーフェクトマン
一度の失敗もせずに
ここまできたよ
パーフェクトマン
何をやっても完璧で
絶賛を浴びて生きてきたよ

パーフェクトマン
でも知っているんだ
君が人の何倍も
勉強や ....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
 退屈なのは自分のせい――と、かつて僕らは
それを殴っていた。うとうと眠りかけた時間を
時計のなかで凍っていく時間を、叩き起こすように。
おかげで今じゃ、僕らの時計はパンチドランク。
秒針は、 ....
Dear Fujiko

出がけに大雨だったので,
駅まで車で送れと女房に言ったら,
ブツブツいわれて,
キレタ


(オッ,なんだか詩みたいだなぁ)


タクシー拾おうとし ....
海の波間を縫ってたゆたうクラゲのように
人の波間を縫って歩けたなら、
もう少し 呼吸をする事が楽になるだろうか
止まったままの波間は、窮屈で 息苦しい。
15の頃に父さんを亡くして
見よう見まねで金槌を継いだ
枯れ枝のような細い腕には
重すぎる槌。

鍋の打ち方なら知っていた
父さんの背中ばかり見ていたから。
銅板に振り下ろす ....
愛はクジラと同じで
水をやらないと枯れてしまう
そもそも
愛は大きいほどもろいのだ
クジラと同じで
そのくせ
小さなプランクトンを
一心に集めている
それが
思い出だったりことばだっ ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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パーフェクトマン- 美味自由詩2*06-3-22
赤ちゃんが乗っています- haniwa自由詩81*06-3-10
Punch_Drunk_Times- プテラノ ...自由詩3*06-3-8
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