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切り裂かれた
空を
縫い合わせていく
細い枝
儚げなものほど
案外強いよ
道端で
小さな青が
揺れている
去年と同じ
駐車場の入り口
手を伸ばす
届かないものにむかって
届かないとわかっているから
何か聞こえた気がして
自転車を止めた
少し低空飛行ぎみの
この頃の私
声をかけたのは君たち？
まっすぐに伸びていくね
まっさらな空にむかって
生まれたての
葉っぱの間から
きらきらと
降ってくる
やさしい力
この手に
雨を待つ君
明日を待つ私
並んで
風に揺れる午後
気持ちのいい場所で
気持ちのいい格好で
吹かれていたい
風に
ただ、風に
おもいおもいの
願いを
高く
初春の空は
あわく波たつ
僕がしっかり支えるから
信じてくれるね
ちょっと頼りない腕だけど
空が
すべってくるのを
まっている
雨 も
雪 も
白い雲 も
お日様 も
あたしは
ただあなたの背中を見送る事しか、できなかった。 ....
あなたは
そこに
なにを
おもい
えがくのだろう
消えゆく色を目に映し
それぞれの夏は過ぎて行く
ただもう一度、 彼と手をつなぎたい。
そらがすき
あおもすき
くももすき
でもね
きみのことはもっとすき
