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さびしさは針金のように折れ曲がり息を低くひそめていた、キーボードを叩いてもaやoの母音は狂っているから、わたしたちは正しく夜を装飾できない、室内灯ひとつで照らしだせる安心の内側でねむってい .... あけましておめでとうございます
ワタシタチの眠る透明な棺の前で
あけましておめでとうございます


生まれそこないの世界は明るいから
輪郭が壊れてるほうがすきです
キミにO2残量ゼロ ....
フレデリカ、日々は
青い円筒のかたちをしている
耳栓をきつくしめて
きみのための水泳をつづける





硬質なつめたい水面にはじかれるのはよわいこころだ、よわいこころだときみが ....
遠く
海はもう
燃やされてしまって


夜半、満水しつつある部屋で
あなたとくりかえしたのは
みにくい突起を擦る、あそび


皮膚をわずかに覆う
半透明のセロファンを ....
かたん。




わたしの、やわらかい場所が、いい部分とわるい部分とに、ひとつひとつ解体されていく。いい部分は、礼儀正しくつるんとしていて、感触がない。わるい部分は、どれもいびつに明滅して ....
ゆうぐれをあびると
くびすじから、すこし
てんしのにおいが
する
だから もういちどだけ
とべる



きみも ぼくも
もう もどってこれない
こくばんに
らくがきしたかっ ....
夏のおわり
夜風をあつめて
帆をたたみました
骨のぬるい晩のことです



しん、と澄み切った屋上の一隅で
片付かない、ちっぽけな一匹のままでした



(金属製 ....
―――いつも雨の音がする



ひんやりと冷たい、鉛の棒で、
心臓をゆっくり刺し貫かれるような違和感で目が覚める、
午前3時、のろのろとベッドを這い出して、
レジ袋から転がっているペ ....
あたたかな毛布にくるまりながら
君の名前を小声で叫んでみる
世界のはじっこで
群れにはぐれたトナカイやヒツジも
安心して駆けつけてこられるような
優しい距離で



いつのまにか伸 ....
きれいな名前をもらった
壊れないように
ちいさく口ずさむよ
動かない両足を
なげだしたまま



今夜も
きみは訪ねてこないね
夜のじかんは
やさしく騒がしくて
フラスコの中に ....
佐野権太さんのねことらさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ドライ、ドライ、ドライ- ねことら自由詩610-2-6
あけましておめでとうございます- ねことら自由詩310-1-1
だいすきなフレデリカ- ねことら自由詩909-11-26
偏熱_−GREEN_LIGHT−_- ねことら自由詩409-7-30
はぐる、ま- ねことら自由詩1208-9-23
ばいばい、てんし- ねことら自由詩608-9-21
中秋の晩に- ねことら自由詩608-9-15
青の異物__(すきとおる、- ねことら自由詩708-9-5
かじりかけ宇宙- ねことら自由詩908-8-19
えいえんが生まれるまえに- ねことら自由詩808-7-5

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