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窓を無心に磨く雨音で
鉱石のように凝り固まった背中
手元に空白のノート
ペンは柔らかく握られたまま
冷めてしまった珈琲が
あなたの唇を忘れていた
とても低い声で唄い出せば
思い出すような ....
日差し
西側に深く傾いて
水平線の手前
あの焦燥の中で
握る掌は粘って
開くことを引き止めた
私はその時反対側の手で
スカートの裾 
飛沫が掛かるほどに
石を投げ込んで
あかねを表 ....
佐野権太さんの及川三貴さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
間奏- 及川三貴自由詩907-4-19
茜色- 及川三貴自由詩10*07-2-26

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