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群れを成し
一点を見定め
乱れぬ様は
予め組み込まれた
仕掛けのように

波紋がやがて
飲み込まれ
波間の一部となり
消えゆくように

石瀬に映る影が
揺れながら
あとを追う ....
たぶん
あの時も天上に輝く月は
満月だったんじゃないかな

右目だけで見上げる月は
どうにも薄ぼんやりしていて
焦点が定まらなくて
酩酊感で気持ちが悪くなる

背中にまわした腕が
 ....
たまご
ようちゅう
さなぎ
うか

烏揚羽

とまった
ゆびさき
あけた
まど

ゆらっと
かしぎ
ひらっと
はためき

さっと
こうか

ぱくっと
たべた
 ....
右足の小指の爪の色だとか
立った時の膝小僧の形だとか
傾げる首の角度とか

どうしてこんなに気になるのか
名前を聞いて
納得したんだ

僕は
二十年前の君と
こうして
また
出 ....
共に過ごした時間を
一人で抱えながら
可能性に縋っていても
現実は
色褪せていくだけだから

晴れの日に
風に晒して
綿毛のように
落下傘をふくらませて
地平線の向こう側まで
飛 ....
佐野権太さんの彰さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
錦鱗- 自由詩1307-6-9
脆弱- 自由詩206-10-14
黒色- 自由詩306-7-27
帰郷- 自由詩206-7-22
追憶- 自由詩306-7-20

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