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きみはかわいい
けれど僕はきみの眉間を憎む
特にその皺のできた眉間を憎む
だからきみと一緒にいて
きみが眉間に皺を寄せると
いつもそいつをぐいぐいっと
指で伸ばして消してや ....
まっすぐ投げるのが一番簡単だし
まっすぐ受けるのが一番簡単だって
ついついそう思っているけど
ほんとうのところは
まっすぐ投げるのが一番難しいし
まっすぐ受けるのはなんて難しいんだろ ....
あの階段を
登っていくと
そこには
あの階段は
すぐに消えて
その後は
あの階段で
すれ違った人に
再会できずに
あの階段が
君にも見えたなら
そのときは
僕たちにさよならを言うみたいに
今日が終わろうとしていることを
僕たちにちゃんと知らせるために
空が踊っている
雲が踊っている
僕たちもつられてちょっとステップ
煙草なら2本ぐらい
珈琲ならカップに半分
散歩なら近所の公園まで
君と話すなら今日の予定ぐらい
キスならたっぷり
それぐらいの時間で
もうすぐ太陽が顔を出す
夜明け前
実のところ僕がこうして葡萄酒を喉に流し込んでいるのと
きみがグラスを傾けてやわらかな唇から葡萄酒を飲み下しているのとでは
まるでまったく別の所作のようにしか思えないのです
そうして薄 ....
僕には特別な力があるんだ
ここだけの秘密なんだけどね
一生のうちに一人だけ呪って殺すことができる
それが僕の力
だから少しぐらいの嫌なことなんて笑って我慢できるんだ
今朝僕にぶつ ....
A子「ねぇ、あれ見て!」
B男「あぁ、飛んでいくね」
A子「きっと誰かが恋しているのね!」
B男「いや失恋したんだよ」
A子「どうして?」
B男「だって真っ白に燃え尽きてるだろう?」
A子「いいえ、あ ....
ぼくは悩んでいる。
毎日毎日悩んでいる。
そう、悩むことがすでに趣味なのだ。
ぼくたちは小さな悩みをどんどん大きくしていくことが楽しみなのだ。
世界の難しいことがらのほとんどは ....