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暑くもない。寒くもない。
あの白い大きなユニフォーム
頭の中でいま揺れている。
ひらひら。ひらひら。

足の先の感覚はとうに痺れていて
遠くの空の青、仰ぎながら
わたしを見ていてと
た ....
例えば猛烈ダッシュのあとに
喉に血のあじ残るのは
空気が針を隠しもち
そっと傷つけおちるから

あなたは針を飲み込んで
苦しまぎれに声を出す
必死に絞り出そうとしても
突き刺さってる針 ....
   空が赤くなる頃
   見慣れぬ街で
   聞きなれたメロディーが耳に届く
   どこに住んでいる人も
   みんな同じ感情を持ち合わせ
   町中に響く
   家路のメロディ ....
此の儘 貴方と
二人 狂いもなく

想ったが最期
神の狙い撃ち

千切れる指先
抜けてゆく髪
強く抱き合えば
引き裂かれる反動で

蜘蛛の巣のよう
捕らえられたら逃げら ....
僕のお母さんからは ロケットが出るんだ

小さい頃 そう歌ってた記憶がよみがえって来たんだ

作詞も 作曲も 全部僕で
ずっとずっと、歌ってた気がする

僕のお母さんからは ロケットが出 ....
  君のいた夏が終わる


  故郷を知らないという君が
  旅先で描きためた風景画、
  古びたスケッチブック


  迫る山並み
  水田に映る空
  夕暮れの稜線
  風に ....
とてもおおきなきもちをひろったので
めいっぱいふくらませて
そらにはなった
おおきなきもちはかぜにのって
たかくたかくまいあがりながら
ますますふくらんで
まちをすっぽりおおったかとお ....
わたしのからだは
出来損ないのモンタージュで
つぎはぎのでたらめの
パッチワークのモザイクで

ちゃんと機能しないもんだから
子宮にできるはずの内膜が
肺にできちゃったりして
月経の時 ....
  

  だれもいない台所でぼくは
  ひとりおこわの田吾作弁当を
  食べた SOGO地下食料品売り場で
  買ってきてもらったものだ うまくも
  まずくもなかった 見栄えはいいが
 ....
地蔵菩薩の前に 立った
声がする
私のものでもあり 私のものでない
声がする

聞こえてくる声と
聞こえない声と

地蔵菩薩の前に 立った
私は
目の前に立つ人に 気づく
手 ....
さかさまに立って泳げば
ほら
世の中も見えてくるだろう
金魚よ
大食漢のろくでなしよ
のうのうと管理された水槽でしか
生きる術を知らぬ阿呆よ

ぼろぼろになりながら
風をさがしている
真夜中のアイス・ココアは
可笑しい程
ひとり

カーテンの隙き間から
誰かが覗いたら

やあ
ひさしぶり

いない人とパーティーをする

君は
許してくれるかい?

ゆる ....

風が商店街の路地で
空から見れば沈殿している
バス停からそれを眺めて
タバコを一服、宙に吐いた
背広を着込むようになってから
時々、神様の音を探して
じっと耳を澄ましてい ....
背中に乗るのは淡い夢
青い空に白い雲
後先なんか気にするか
所詮1枚の紙キレだ
ほんのり涼しい風の中
明日の空は俺の物
気持ちだけは雲の上
天狗の鼻より大きいが
翼の角度の微調整
子 ....
かつて滅びた文明
メソポタミア文明
それが今私の中で蘇る

ホットケーキは石で焼いて
チョコレイトは石で溶かして
ミルクセーキは石で泡立て

「石ばっかりやな」

私とあなたでは意 ....
忘れないようにと
手の甲に書いた文字

『ケッペレペケペケ』

左手の甲にオレンジ色で

『ケッペレペケペケ』

いったいどう言う意味だろう……

けっぺれ?
けっぺ
けっぺ ....
ゆうさくさんの自由詩おすすめリスト(76)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
中学生- かのこ自由詩405-12-2
はちみつレモン- なな子自由詩105-12-1
夕焼けの鐘- 遊羽自由詩2*05-12-1
蜘蛛の巣。- 杉田蝶子自由詩305-11-12
ボクのお母さんからはロケットが出るんだ- 仲本いす ...自由詩11+*05-10-4
水彩の夏- 嘉野千尋自由詩14*05-7-27
おおきなきもち- アンテ自由詩6*04-8-11
わたしのからだは……- 佐々宝砂自由詩804-7-30
田吾作弁当- 天野茂典自由詩604-7-25
断片的な世界の中で- まつお自由詩304-7-12
それでも風は・・・- 草野大悟自由詩2*04-6-30
カラギーナン- umineko自由詩4*04-4-2
車窓- セキラボ ...自由詩504-3-23
紙飛行機- 長谷伸太自由詩104-2-20
メソポタミア- 佐々井自由詩703-11-21
手の甲に書いた文字- 桜 葉一自由詩203-10-7

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