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なんで千切れていたのかな
あのバス停には、蝉のからだがおちてた
きっと、
もう何回も死んだのだとおもう
されるがままになっている時は、
「どうかあなたに触れさせて」と手を伸ばしてる気持ち ....
そのぐちゃぐちゃなところに手をつっこんでみたい
あたしを汚していいもの ちゃんと最後まで
飛んでいきたいの、
おおげさに言えばそういうことだけど、
ほんのすこし向こうに行きたいだけ
なんでも ....
雨が降って
窓にはかげろをがびっしり
もうすぐ おとうさんが
おとうさんが迎えにくるから
わたしは、河原にせりだしてつくられた
お店の椅子にこしかけて
2分おきにかげろの数をかぞえてる
なんで千切れてるのかな
バス停に蝉のからだがおちてる。
きっと、
もう何回も死んだのだとおもう
リーディングしているときは、
「どうかあなたに触れさせて」と手を伸ばしてる気持ちになる。
....