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いまは
ちっぽけな木の枝も
十年、二十年の歳月をゆけば
おおきく生長を
とげる

その、
生長をとげた木の枝のもと
だれもが心地よく
風に吹かれるような
あかるい午後が
 ....
きのうを飾る
わたしの言葉の裏がわで

だれかの爪が
あしたを研ぎます


 輝こうとする意思は
 ばらばらに統一された
 石として

 きらきら、と
 眠るのです
 ....
これからぼくは
いくつのことばを殺すだろう

それを
知らずに生きぬいて
いつか必ず殺されるだろう

ことばへ死にゆく
ぼくなのだから



これからぼくは
いくつの ....
それは
見覚えのある目
はっきりとは覚えておらず
覚えておけるはずもなく
覚えておいては
いけない
気もする



或いはそれは
鳴りやまない声
 欲しがるように
 さげ ....
どこか遠くへおもむけば
わたしの近く、が増してゆく

いつも近くの
わたしのつねを
だれかは、異国と
語るだろう



冷静に燃えながら
情熱的にこごえ
停止する
四 ....
透明の底にあるものを
探せてはいない、ということを
探しているのだとおもう

それゆえわたしたちは
疑問の形をよそおいながらも
空に吹かれる日々を
なぞるのだろう

丁寧に、
さま ....
モリマサ公さんの千波 一也さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
木の枝- 千波 一 ...自由詩7*08-9-3
月光- 千波 一 ...自由詩8*08-9-2
これから- 千波 一 ...自由詩8*08-8-13
底なし沼- 千波 一 ...自由詩5*08-7-15
禁じられた四月- 千波 一 ...自由詩7*08-5-7
透明の底- 千波 一 ...自由詩8*08-1-30

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