すべてのおすすめ
憂鬱色の瞼のような
夕暮れが降りる頃
うすい光をまとった
ひと群れの唇が窓のそとを過ぎる
けれども胸は 青く傾斜してゆく 怯える意識には
透明なふりをする思惟が 蔓草のようにからみつく
窓の外では 涙のように 果実の落下がとめどなく
そのさらに遠く 地平の丘の上では 二つの白い塔が
 ....
モリマサ公さんの塔野夏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
六月間奏- 塔野夏子自由詩7*08-6-23
月のない夜- 塔野夏子自由詩20*08-6-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する