すべてのおすすめ
昨晩まで裏庭で死んでいた父が
今朝は生き返って
何かの冗談のように
冗談を言いながら食事をしている
自分の胸に手を置けば
小さな鼓動が伝わってくる
それは生きていることの証なのに
多 ....
サルからサルに進化して
少しは賢くなりました
と、サルがサルをもの珍しそうに眺めて
いるだけなのに
と、眺められているサルは思っています。
電波を介しての意思疎通 ....
その昔 人間は神様達にお願いしました
生きていくためにほんの少しでいいので土地を分けてください
優しい神様達は それを聞き入れました
その昔 神社という建物は
人間の世界と神様の世界を分か ....
不吉だと思って頂戴
とてもとても不吉だと思って頂戴
そう思ってくれればくれるほど
あなたの前を横切るのが楽しいから
最後の赤を脱ぎ捨てた
紅葉の合間から冬の声が届くと
過ぎた年月は
あどけない写真に
痛々しく画鋲の痕をつけながら
かなしみを、ときめきを、
なつかしさのオブラートに包み込む
....
ああ
はぐれていこう
ああ
わたしはここにいる
ああ
雨の日に傘はいらない
私は涙
ああ
晴れの日はアスファルト
太陽よりも熱く
燃えてしまえ
あああー
....
行き詰まるたびに
カミサマに祈って
挫折する度に
今の世界を嘆いて
何か変わるとでもいうのか
時代・性別・国・家柄
生まれてくる状況<まわり>は選べないけど
自分の世界はたった一つ
....