すべてのおすすめ
メールのだるい
やりとりが嫌になってくるから
メールとか手紙とかあんまり
気が進まなくて逃げていた
もしくは
仕掛けたりして
逃げられたり
嵌められたり
だれともつながってないと
な ....
なんとなく
冬に
寒々としたあの山を見るのはきらいで


ここに帰ってきて
あなたに
寝巻きとかトレーナーとか
買ってやるからと
買い物に連れて行かれたりして
わたしも
誰かの子 ....
カステラたべたい

ロールケエキを
うちでは
ばあちゃんが
カステラとよんでいたので
いまもそれで通る

家庭とは
そおいうものである


ちなみに

ブランデーケエキや
 ....
いくら季節をなぞっても
あの
雪の下から覗いた肥えた土や
畑の土手にあったネコヤナギには逢えない

まだ
畑の隅に溜池があった頃

日本は
もう
どこを歩いても犯罪に巻き込まれてし ....
瓶ジュースが主流だった頃
こんな所にも
お店屋があったのかっていう田舎みち

ケースの中で
空びん
カタカタ

ケースごと返しに行く
冷やしてくれてて
ありがとう

あの頃のお ....
夜の信号
青緑

一台も通らない国道

やがて
赤に変わり
青になり

また赤になり
青になる

誰も通らない


おーい
みんな

死んだのかい ?



 ....
布団だか
地べただかわからなく
倒れこみ
かいだ匂いは
金木犀

嗚呼
わたしは

それだけで
しあわせ者だ
これは
いつか見た紅葉
遠い日の青空

いまは
もうない
黄色い枯れ葉

その場所に
いくつも過去が
生きている

過去が
現在を飲み込む




ここには
過 ....
ふと
金木犀の匂いがした

気がしたんだけど

まだ
咲いてないだろうと思う

洗濯物は
乾かない


いまはまだ
無理

いつか

金木犀の大樹の下で
橙色の雨を ....
開放されるのは
11時で
それはもう
髪を後ろに縛らなくてもいいということで

夢は?
と聞かれても
猫とソファーで暮らすこと
くらいしか
思い浮かばない
やりたいことは
これか ....
夜を嘗めたい気分
代わりに
ビールを飲み干して
なんだか
塩味が足りない

人間らしく
泳いだり炎天下
汗水をたらしたり
日射病になったりできないので
空想を
お披露目する

 ....
月がどこに出ているのかも
今日は満月なのかも
どうでもいいような暮らしも
それでよいのならいいのかもしれない

同感
同調
こころが向く
話に耳を傾ける
その人の世界を訪問する

 ....
たしか
二年ぐらい
キスなんかしていないので
そろそろしてもいいかな
と思い
相手を募集したい
けれど
声に出して言うこともできず
しらふでは無理で
こっちも相手も
択ぶ権利はある ....
たくさんの思考の間に挟まってくるもの

君が
私の知らない場面での
面白そうな企みを
どんなに楽しそうに喋っても
私はぜんぜん楽しめない

わかるかい?
逆の立場だったら
そう思う ....
最近は
ちゃんと話をした人がいないから
今日の君の相槌が
何度も思い出せて
いまは
泣きたくなるよ

さっき
眩暈がしたんだ
血圧が下がったみたい
よくわからないけど
マイナスの ....
血圧の
どのくらいが正常範囲かも知らないけれど
私の体温の
37度2分が微熱なことはわかる

もしかして
雨が降ってきた

ご飯を作る係り
掃除の係り
洗濯の係り
任務は遂行せよ ....
0:00を見てしまった私の
明日は重たいだろう
お疲れさま
滋養強壮ドリンクは用意してある
あとは
ブドウ糖
3000円の当たりくじ
これが現状の評価

浮き輪ひとつの遠泳は
これ ....
あしたも
そのあしたも来るということを
簡単に信じちゃ
いけなかった

その言葉は
重ねた過去からの
甘い憶測で
あしたが今日までと変わらないなど
保障されない

懐かしさは
 ....
醤油が
涙の味に思えて
よく考えたらそれは
だしつゆで
涙には
だしがきいているのだと
気がついたわけだ


だしつゆかけて
菜の花を茹でて食べた

しばらく泣いていないので
 ....
ひとつづつ
束縛が剥がれていく
この先の
小さな束縛は
自分から求めて
だらけることなく
もう膨らみかけた梅の花のそばを
新しい靴で歩いてゆく
常に人の中にいると
見失うから
文字 ....
わたしの髪を切りたいという人がいる

切られてたまるか

あんたになんか

高く結い上げて

揺らしながら

誰にも負けない女になるんだから

もうすぐ

あたらしい仕事を ....
信号の青を見つめて
子供の頃に
なぜか
あれがすきだった
透きとおる青い光
あおいというより
みどりいろ
ゼリーの色
きっとおいしい色
夜の走る車から見た
夏の
ラジオのプロ野球 ....
ガソリン代だけもって
4時間かけて親の家に行く
疲れるとか
辛いとか思ったら
崩れてしまうから
目的達成のみ考えていよう
乗り越えても乗り越えても
課題が向こうからやって来る
こなせこ ....
生まれたときから猫がいて
頼みもしないのに
わたしの布団の上に乗り
重い温かい
お互いさま
叱られて
毎日毎日叱られて
生きていてもしょうがない
だけど死ねないお子様は
布団のお腹に ....
誰もいなかった
一円玉を拾った

一円玉の面影もなく
落とすと
軽金属の音がする
汚れた傷だらけの平たい円
きれいにしてあげよう

日本の地面には
一円玉がたくさん落ちたままなのだ ....
庭の境に置いたサボテンに
猫が吸い寄り
すんすんしてる
ちくちくしても
まだやってる
サボテンが棘を引っ込める
わたしが触ったときには
刺したくせに
恩知らず

呼んでみるけど
 ....
いいひとを演じてきたけれども
やはりそれは
演じていたのだと気づいたとき
気づかれたとき
誤魔化しもできず
潔くも悪者にもなれず
固まっていた月
己の小ささに嘆く
おろおろもんもん
 ....
洗濯機がゴーゴー
一生けんめい回って洗濯してるから
頑張って干さなくちゃって思う
寒いけどね

昨日は夜霧で
こんな夜にはデートだよなって思ったけど
残念!
おばちゃんに恋愛はなくてね ....
まだ雪が降るらしい

2月の空は
春の寝ぼけのような曇り空しか浮ばず
ふきのとうの天ぷらが
とれたてでないために
それはスーパーの惣菜だから
わたしの目を覚まさない
ぐずぐずしてる春が ....
つまらない話をしよう

結婚ということ

子どもを産み育てるということ

もう少し大人になってから

決断すればよかったのかもしれない

いずれの時にも

後ろ髪引かれる気がし ....
日朗歩野さんの蒼木りんさんおすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おやすみ。- 蒼木りん自由詩407-11-14
いまごろ- 蒼木りん未詩・独白506-12-7
いまも- 蒼木りん未詩・独白206-12-1
めぐる- 蒼木りん未詩・独白406-10-18
瓶ジュースが1本飲めるのは贅沢だったのさ- 蒼木りん未詩・独白306-10-10
〈おーい〉- 蒼木りん未詩・独白706-10-7
それだけ- 蒼木りん未詩・独白1306-9-22
写真- 蒼木りん未詩・独白506-9-20
橙色の雨- 蒼木りん未詩・独白406-9-13
- 蒼木りん未詩・独白206-8-17
今宵も- 蒼木りん未詩・独白306-7-15
麦茶- 蒼木りん未詩・独白406-7-13
7月- 蒼木りん未詩・独白506-7-12
ほしい- 蒼木りん未詩・独白406-7-3
失敗- 蒼木りん未詩・独白206-6-28
しょうねんば- 蒼木りん未詩・独白306-6-19
ぎんぎんぎらぎら- 蒼木りん未詩・独白506-6-14
ねむりひめ- 蒼木りん未詩・独白206-6-3
だし- 蒼木りん未詩・独白406-5-22
おだいじに- 蒼木りん未詩・独白506-3-12
蒼鰭- 蒼木りん未詩・独白106-3-10
青信号の向こう- 蒼木りん未詩・独白606-3-6
すみれ- 蒼木りん未詩・独白206-3-2
にゃご- 蒼木りん未詩・独白406-2-26
いちえん- 蒼木りん未詩・独白306-2-24
さぼってん- 蒼木りん未詩・独白506-2-15
おろもん- 蒼木りん未詩・独白106-2-12
4×5- 蒼木りん未詩・独白206-2-11
ふきのと- 蒼木りん未詩・独白406-2-6
幼い私に- 蒼木りん未詩・独白406-1-8

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する