すべてのおすすめ
坂を下りながら考える
答えの出せないあれこれ
ぼんやりと迫りくる YES/NO

一歩ずつせり上がる街
視界の隅に追いやられる空
さざめきが耳たぶを染める頃
わたしは街に均されている ....
駄々をこねて
手に入れたものは
すべて行方知れず

罪の数と罰の数が
同じでないと知ったのは
ずいぶん後になってから

誰かのために摘んだ
花の毒に侵されて
薬指を枯らした
 ....
未だ血圧の上がりきらない朝
乳白色の靄がかかった意識の西側から
コーヒーの香りが流れ込んでくる

オールを失くしたボートさながら
廊下をゆうらりと彷徨いながら
食卓のほとりに流れ着く
 ....
日朗歩野さんの夏井椋也さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 夏井椋也自由詩6*23-8-1
此処- 夏井椋也自由詩7*23-7-24
食卓に朝を置く人- 夏井椋也自由詩14+*23-7-15

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する