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あの日
しかられて家を飛び出した少女の私は
夜に足をとられて川べりに一人
飲み込まれるのが恐くて泣いた

もう誰も私を見つけない気がした
一人分の砂利の音は
風に揺れる荒れ草の音に
さ ....
箸を持って近づいてみたら
じいちゃんの骨はほとんど残ってなかった
焼き時間を間違ったんだって
ママとママの姉弟は泣き崩れて
火葬場の人は床につくくらい頭を下げていて
あたしは用事のなくな ....
その本を手に取るたびに
同じページばかり開いていたから
今では机に置くだけで
パラパラと そこへたどり着く

私の心の傾きが
そのまま しおりになっている
こんさんの石畑由紀子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほたる- 石畑由紀 ...自由詩704-2-7
終わりの続き- 石畑由紀 ...自由詩804-1-23
しおり- 石畑由紀 ...自由詩2704-1-22

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