天動説の子どもが増えてるらしいのですが
それはまったく自然なことです
地球が回っているのだとしても朝が来るのは退屈なのですから
僕はお布団で魚になって
箱舟に乗ったかあさんとはなしをします ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=32063
垣間覗き見したチャットの話し方が印象的で、この人を注目する様になっ
たというのが私のこの批評の直接の動 ....
<雪見カンガルー>
どうしても雪の白に溶け合わない
自分の体を恨めしく見下ろすと
袋の中で子供たちが
凍えながら見上げている
<嫌がるラクダ>
ラクダのコブは脱着可 ....
横たわる詩人に砂を投げ入れよテロリストのかなしみ知らぬなら
閃光のあとに残りしひとがたが刻まれており道路の上に
欠落を埋めないこと背を伸ばしカクテルグラスごしの詩の文字
血のにじむ指 ....
僕の好きな井上陽水は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の替え歌と言うより、返歌「ワカンナイ」を作っている。
雨にも風にも負けないでね
暑さや寒さに勝ちつづけて
一日、すこしのパンとミルクだけで ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる
新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る
夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
Blue Sky
僕らが愛と呼ぶもののすべてが真実でありますように
僕らの幸せが誰かの不幸のおかげでありませんように
僕らのパズルはこんがらがっていつまでも解けない
このまま解けな ....
脳性まひ者の運動の言葉の中で、私に、とても印象を残したのは、「青い芝の会」という団体の「われわれは、愛と平等を否定する」というものだった。
この言葉は、たとえば、十九世紀末の詩人哲学者であるニーチ ....
さてと、やっと百に届きそうだぞ。
前回も言ったとおり、ここでしばらく俺は姿をくらまします。
人の数だけ、その人の読みがある。
大切なことは、その自己主張を通し抜くことではなく
私のなかの私 ....
覚えてる
迷ったときの指先のちょっとした仕草とか
暑い室内でむっと漂ってきた身体の匂いとか
正午、君がサイレンの口真似をすると
僕らは作業を中断して
いつも小さな昼食をとった
今日 ....
がっこうからかえると
おかあさんのからだがばらばらになって
いえじゅうにちらばっていた
あわてて
ぜんぶかきあつめて
しんちょうにくみたてると
とりあえず
おかあさんみたいなかたちに ....
阿賀猥氏のサイト
http://agay.gooside.com/
サイト内「猥詩」(フラッシュ置き場)
http://agay.gooside.com/poem/poem.html
特に ....
あれからちょうど十年ということで、メディアなどで阪神大震災を振りかえる多くの特集が
組まれたりしています。思い出されるためにはいちど忘れられなければならない、なんて寺
山修司は書いていたけれど、こ ....
ポエムとマンガは非常に密接なつながりを持っているので、私の視点なんぞ、慧眼というほどすごいものじゃあありません。でも、ポエムに親しまなかった読者がここを見ていらっしゃるかも知れず、そうした方には「ポエ ....
ここまで書いたことと矛盾するようですが、「詩がわかる/わからない」に関しての私の結論は、「詩の意味なんてわかんなくてもいいやんけ」という無責任なものです。一般読者が詩を「わかる」必要は全くなくて、その ....
私の詩(「ポエム」と銘打っていない詩)は、よくわかりにくいと言われます。詩の世界のひとが言うのではなく、詩の世界のそとのひと――私の友人や同僚――がよくそう言います。何がわからないのかと訊ねると、言葉 ....
本論にうつる前に、まず文章についての私の考え方の一端を述べたいと思います。私は、たいていの主題はわかりやすい文章で書くことができると考え、わかりにくい文章に出くわしたら、執筆者の腕が悪いのではないかと ....
休みの日前。午前七時位まで調子に乗って起きていた。
かみさんが俺の休みなのを知って、娘のカイリ保育園を休ませた。
午前中にカイリが起きて騒ぎまくっていた。
俺は眠くて機嫌が悪く布団からカイリ ....
ラードまみれの路上で
不自然に呼吸を操る君の濡れた貝殻
往来する車の振動に身体を刻み下を向く
夜ごと溶かせない太陽に
また明けてしまう日々に
玩具の馬さえ乗りこなせない毎日
君は
....
たとえば「赤」という色を、すべての他者が、自分の感じる「赤」
と同一の「赤」として認識しているのだろうか。感じる「赤」が異
なっていても、赤という「言葉」でそれが統一・集約されている限
り、その ....
『紫苑の園/香澄』
松田瓊子著 小学館文庫 ISBN【4094044116】 733円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094044116/24 ....
私はあまり外で遊ばない子どもだった。リウマチ熱の後遺症で心臓が悪かったせいもあるが、他人とつきあうのが基本的に苦手だったのである。趣味は読書、運動音痴の優等生(得意なのは理科と国語)、性格が暗くて人 ....
「いるかのすいとう」船乗りさん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=24102
***
この奇妙にやさしい言葉づかいの詩について書くとき、がちが ....
僕は以前、このフォーラムの雑談スレ5で、風さんが、幾度か発言されていたのを見た。
円谷幸吉さんの遺書について紹介していたのをよく覚えている。
事情により退会されたが、独特の文体は異彩を放っていた。 ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=25915
読者が発想の力を試される作品がある。しかも無自覚に。そういった作品は概して、あたりまえでないことをあ ....
1
電球頭とオルゲン 下弦の夜に光る雨陰
0朱-音霊韻に道化るアルゴン時計は
針ニ非ズのラマーズ刻みのマルス避け
星がお留守の空に電球頭が
全ての(オール)銃(ガン)を撃ち込んだ、銃声!
....
いつものナレーションから。この文章には、『スター・レッド』のネタバレが含まれている。批評というものはネタバレなしには不可能というのが私の持論、この持論に不満がある人はここから先を読まないように。
....
はじめにお断りしておく。この文章には、『スター・レッド』のネタバレが含まれている。結末がわかってしまったら物語を楽しめないと思う人は、ここから先を読まないように。もっとも題材が萩尾望都なのだから、結末 ....
萩尾望都私論というより好きなこと書き散らしているだけのような気もしてきたが、これは続ける。好きなことをやるのは好きだ(当たり前か)。なんてことを書いてる場合じゃなくて、ひとつ言っておかねばならないのだ ....
さて私は嬉しい。ようやく1970年代後半にたどりついて、今から『スター・レッド』(1978〜79)のことを話せるからだ。この時期の萩尾望都はどっぷりとSFの人になっていて、ブラッドベリの短編や、光瀬龍 ....
川村 透さんのおすすめリスト
(347)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
天動説の子ども
-
窪ワタル
自由詩
22*
05-3-9
【批評ギルド】_『I氏の走り書き』坂田犬一
-
大村 浩 ...
散文(批評 ...
8*
05-3-8
動物園_2
-
いとう
未詩・独白
10*
05-3-7
カナリアのかなしみ
-
白糸雅樹
短歌
8*
05-3-4
井上陽水から見た賢治—宮沢賢治メモ2
-
石川和広
散文(批評 ...
8*
05-2-27
滑らかに廻り続ける欲望の輪
-
大覚アキ ...
自由詩
126*
05-2-27
Blue_Sky
-
たもつ
自由詩
14
05-2-26
「われわれは、愛と平等を否定」しうるか?−「障害」と「言葉」 ...
-
石川和広
散文(批評 ...
8*
05-2-18
三匹が斬る〆_現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻_其の ...
-
熊髭b
散文(批評 ...
16
05-2-17
サイレン
-
たもつ
自由詩
36
05-2-16
なにか
-
アンテ
自由詩
20*
05-2-12
詩+フラッシュ
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槙田雪
おすすめリ ...
5
05-2-11
されど、死ぬのはいつも他人
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藤原 実
散文(批評 ...
7
05-1-17
ポエム派宣言4「ポエムの歴史」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
11+
05-1-17
ポエム派宣言3「ポエム進化形」
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佐々宝砂
散文(批評 ...
10
05-1-17
ポエム派宣言2「わからないから○○」
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佐々宝砂
散文(批評 ...
7
05-1-17
ポエム派宣言1「詩のわかりにくさ」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
19*
05-1-16
いつも君だけが正しい。
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瓜田タカ ...
散文(批評 ...
6
04-12-27
ナイロン
-
瓜田タカ ...
自由詩
4
04-12-21
(批評祭参加作品)原口昇平という名の色
-
いとう
散文(批評 ...
14
04-12-18
【批評祭参加作品】偽善、または『紫苑の園』
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
5
04-12-17
【批評祭参加作品】大手拓次のこと
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
3
04-12-17
【批評祭参加作品】いるかのようにかわいそうなわたし
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佐々宝砂
散文(批評 ...
14*
04-12-16
風のなかの詩人たち
-
石川和広
散文(批評 ...
8*
04-12-15
(批評祭参加作品)お姫さまのキスを返せ
-
いとう
散文(批評 ...
3*
04-12-12
メルヒェノルガン
-
六崎杏介
自由詩
8
04-12-12
萩尾望都私論その8_私の赤い星4「生むヨダカ」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
3*
04-12-12
_萩尾望都私論その7_私の赤い星3「生めないクロバ」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4
04-12-11
萩尾望都私論その6_私の赤い星2「母への憧憬」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
3
04-12-8
萩尾望都私論その5_私の赤い星1「母からの逃亡」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
3
04-12-7
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12