すべてのおすすめ
1という字のように立ち 一という字のように眠れ 孤独な無限
0なんて発見するからいつまでも君の不在が消えないままだ
ON/OFFのあいだに広がる宇宙にて親指は祈る メール、 ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて
『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた
ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
青き百合を水に葬る手のひらのかたちのように流れゆく指
横隔膜の失いたる平衡感覚で剣のうへももはや荒野
牛乳を一気飲みする冷たさにすべての蝶の真白く映えり
目を閉じて遠き木 ....
ぼくたちの出会いを事故と名づければたちまちエアーバッグが邪魔で
消えかかる蛍光灯の真似をするきみの瞬きずっと見ていた
きみのその背中の刺青の蝶を捕らえるために彫りし蜘蛛の巣
....
踏み込んだところが山の入り口でお眠りここがゆめの入り口
僕はまだ死んでいないとあなたから雲の手紙がひろがる深空
この花の名前をあなたに聞いたはず昨日の夢の廃屋の庭
生きて ....
横たわる詩人に砂を投げ入れよテロリストのかなしみ知らぬなら
閃光のあとに残りしひとがたが刻まれており道路の上に
欠落を埋めないこと背を伸ばしカクテルグラスごしの詩の文字
血のにじむ指 ....
幽霊もいない病院もうひとり幽霊じゃないきみとさまよう
麻酔薬月夜にぬれてこぼれてるコンクリートはすでにふにゃふにゃ
スタンバイされても困る手術室「メス!」ってあたしのことかしら
....
いやおうなく そめゆくのです あかくあかく あなたのなかの 薔薇のぶぶんが
あたしのこと かなしいもののしょうちょうと おもわないでよと 菊がいいます
せんせんせんげつにさいてた桜のき、き ....
うるせえなそれでも僕のたましいはゴムタイヤに詰めた散らし寿司なのだ
もてたくてもてるふりしてもてまくりもててもててもててもててもてて
一日に一本限りのタバコのような君のスマイルのためなら
....
親友の孕み女となる便り花舞い散るはいつも奇跡だ
レンギョウの黄に向日葵を想いけり みどり児生まれくるとふその日を
さくら花おもたく露を含ませて我にこそ宿れめ我にこそ宿れめ
....
色褪せしカエルの背をなでやりつ人差し指はものひきつらす
日暮れれば花弁を閉ぢる花と知らず植ゑてよりわが昼は呪はれ
土くさき夜気につつまれ甦る記憶くるしくのびる根のごと
街路樹の根の垂 ....
川村 透さんの短歌おすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
number
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石畑由紀 ...
短歌
34+*
09-2-3
穴の夜に
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石畑由紀 ...
短歌
35
08-2-10
消灯時間/蝶のかたちに展がる雫
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本木はじ ...
短歌
13
05-6-15
六月は雨
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本木はじ ...
短歌
17
05-6-9
DAYDREAM_BELIEVER
-
本木はじ ...
短歌
12
05-5-15
カナリアのかなしみ
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白糸雅樹
短歌
8*
05-3-4
To_Cure_A_Weakling_Childish_So ...
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本木はじ ...
短歌
8
04-9-10
はないろのよる
-
miky
短歌
6
04-7-3
腹の七糞
-
石原大介
短歌
16*
04-4-18
向日葵によせて
-
白糸雅樹
短歌
4
03-9-2
人差し指
-
渦巻二三 ...
短歌
9
03-7-14