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浴槽に浮かんでいた小さな虫の死体
小さな小さな

わたしが少し波を立てたら
もう沈んで見えなくなった

彼は
どこまでも広がる青空を見ただろうか
暖かな太陽のひかりを浴びただろうか
 ....
愛し君の面影は
絶えず目蓋の裏に
笑顔のままに時をとめ

溢るる想い出は
柔らかき棘と
甘き疼きを伴って

遠く滲む記憶の端より
はらはらと溶けて
やがて淡く淡く  ....
青すぎる空はこんなにも哀しい
なぜ

高すぎる空はこんなにも苦しい
なぜ

血を流し続ける傷口に
陽が容赦なく突き刺さる

剥き出しのこころに
熱風がひりひりと沁みる ....
満天の星空から舞い降りたのは
優しい淡い恋の炎でした

柔らかく瞬きながら
山奥のひっそりとした水辺を
泳ぐように飛んでいました

「わたしたちは人知れず
ただ恋情を募らせ ....
虹色の透明なシャボン玉は

きらきらと太陽を反射して

青空に高く高く舞いあがり

初夏の爽やかな風に乗って

一番高い杉の木の真上まで

わたしたちの祈りと願いを
 ....
部屋にかかったカレンダーは
どれもあの夏でとまったまま
色あせて端が少しめくれて

蛍光ペンで記された丸印が
日に焼けてかすかに残りそれも
何の記しなのかはもう不明で

思 ....
笑顔を求められ

強く生きることを求められ

死ぬことも消えることも許されず

貼り付いたペルソナは次第に現実と乖離し

ひずみは徐々に大きくなり

もうもとの形を失って ....
アマル・シャタカさんのあずみのさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小さな- あずみの自由詩1307-7-6
君ありて幸せ- あずみの自由詩607-7-1
夏空- あずみの自由詩307-6-25
恋に焦がれて啼く蝉よりも- あずみの自由詩9*07-6-17
二人遊び- あずみの自由詩7*07-6-10
夏に澱む時間- あずみの自由詩407-6-8
道化師の慟哭- あずみの自由詩507-6-5

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