すべてのおすすめ
残された わたしは
息をしなければならないと
ごぶごぶと
両腕で水をかきわけながら
溺レル

月も星もない
光なき空の下
コールタールのように
生き物の棲まない
真っ黒い海がうねる ....
ここは
いつも広くて
息が白くて
冷えてて
がらんとしていて
音は全て霞んだ帳の向こうから
聞こえて


私は
怒っていたし
恨んでいたし
頑張り過ぎてたし
叫びたかったのに ....
renchuさんのとうどうせいらさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒い海- とうどう ...未詩・独白10*06-9-4
ゆきしろ- とうどう ...自由詩17*05-12-14

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する