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うつぶせに寝た彼の下祖父帰る
驚いた家族「おかえりなさい祖父」
ワシとても腹が減ってる飯をくれ
ちゃぶ台で本人囲み三回忌
あの世には吉永小百合五人いた
父は母母は娘の頬つ ....
灯台は角 もたげた岬から石化
焼けたお守りから随分と尖った針
スカーフの死に場所まれに男の首
崖に印字ありいずれ閉じるつもりだろう
腰に鉄の装飾巨大磁石迫る
偽造する季節 ....
樹上のさわぎ
幹に抱かれた痕があり
夢は夢 さあ現実だ閉じたドアだ
ゴムはじける音凍てつく夜を凍てつかせ
吐き足りぬ息を満たすものが闇であれば
やましき皮膚の如き呼吸を清流の ....