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透明な午後の破璃に
音もなくつもる
春のひかり

硬質な伽藍世界に
微かな不協和音はひびき

その波動は宙へ
幾億光年の彼方へ

おだやかな春を伝える
{ルビ信号=シグナル}とな ....
きみの寝顔をみているととても安心する
熱をだし少し苦しそうな寝顔のきみは
いのちを懸命に燃やし
熱い息吹を吐き出している

窓のそとの大きな暗闇が
暖かいひとつの生命のように感じられる夜
 ....
なぜなら一遍の詩は
水蒸気で組成されているからです
ある一個人の無意識から生じた詩は
一瞬だけ完全な美の結晶となりますが
すぐさま跡形もなく消滅してしまいます
詩は遍在しているのです
詩は ....
夏の濁ったにおいに爪先立ち
砕け散った星々の欠片のような
宿命論として小さきものの
俺がいて
夕刻のオランダ坂には
永遠に落下することのない
光の粒子の螺子があって
それは緩やかに巻き戻 ....
北街かなさんの青色銀河団さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の信号機- 青色銀河 ...未詩・独白307-3-5
暖かな闇- 青色銀河 ...自由詩204-3-26
詩について- 青色銀河 ...未詩・独白403-12-25
オランダ坂- 青色銀河 ...自由詩503-11-1

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