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渇く忘れ去られた庭に光があった
錆びついた鉄柵はきしみを告げる
ほしいままにはびこる夏草が
風を連れて通り過ぎてゆく
忘れ去られた庭の
土は乾いて陽盛りだけが
影を作り 思い出を形 ....
うす青く空にひらいたドアの隙間から
輝く雲が覗いている
今も遠くはなれて君をおもう
見えない手のひらで
君をそっと抱き寄せる
(いつの日もよすがを探している)
(途方に暮れて)
あるいは ....
手をのばせばつかめそうで
指のあいだからこぼれ落ちてゆくもの
きらきらと きらきらと
それは光っている 踊っている
*
春の訪れ、光まぶしいこの水辺
まだ若い水草がさ ....
ときどき僕は
草のなかを歩いてみる
さらさらと風が流れてゆく
草穂が膝頭を撫ぜれば
なつかしい思いに満たされる
ときどき僕は
人に話しかけてみる
ときどき
誰とはなしに笑いかけ ....
まどろむ海月さんの石瀬琳々さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
緑の蝶
-
石瀬琳々
自由詩
7*
10-9-9
感触
-
石瀬琳々
自由詩
13*
10-6-9
水を渡る
-
石瀬琳々
自由詩
7*
10-3-11
ときどき僕は
-
石瀬琳々
自由詩
14*
09-10-7
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