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ゆらりゆれゆく水面に
魚のかげはうつらない
深く沈んだ自転車の
かすかなひびきが ぽつり
雨をよび
あらしを誘う
梅雨の日々は湿っていて
すべてをひらたくさせる
私も 床も 土も
....
ゆびさきから ことばが
ほろほろとながれ
わたしのゆびは
とけてしまった
たいせつなものと
ことばのなかにうまったつめ
すくいあげたくても
ゆびはもうのこらない
あらたにかたち ....
ふと
くらやみの中にきみのてざわり
毛布をかけて
おなかの辺りをぽんぽんたたく
やわらかな毛はふしゅうとへこみ
きみのぬくもりはそこに ない
ねつけないよるに
きみのよんでくれる詩集 ....
あ
つきゆびは
いたい
流水になかゆびをひたして
いたみを
あらいながす
つきつきしびれ
あかくはれる
命のいろはなかゆびにあつまり
みずにひえる
ひじの
てくびの
そ ....
まどろむ海月さんの竹節一二三さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
湿った日々
-
竹節一二 ...
自由詩
5
07-7-11
ながれるように
-
竹節一二 ...
自由詩
2
06-7-21
いなくなる
-
竹節一二 ...
自由詩
4
04-7-15
ゆびの
-
竹節一二 ...
自由詩
3
04-7-5
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