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ひとりの人間の個体がこの世から存在しなくなった日の空は
ただただ、白かった。骨みたいに。煙みたいに。
哀しい夢をみた。


逢いたくて夜中に君の家の扉をたたく。
君はまだ眠りのなか。


刻々と時間は過ぎる。
私は扉をたたき続ける。
夜中のはずなのに門限が迫る。

12時が近付く ....
あぁ、こんなにも愛していたのだ

零れ落ちてしまった言葉
繋いで離れた手の隙間
水面にたゆたう魚の骸

初めて逢ったのに君はもう骸だった

ぷかぷか浮かんで
ぷかぷか沈む ....
蛙の子さんの朽木 裕さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音もなく朽ちる世界- 朽木 裕自由詩3*06-5-27
哀しい夢をみた- 朽木 裕自由詩3*06-5-27
緩やかに紐解かれる休日の午後- 朽木 裕自由詩5*06-5-6

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