もう充分だと言うのは
きっと身勝手なんでしょうね

でもその気持ちが消えないんです
良くないことだとは分かっていますが

やはりこうして日々を
何とかうっちゃっていると

いつも最初 ....
体の硬い猫はいないけど
耳の硬い猫ならいる

そんな猫の耳ほど
裏返されて戻るときに
ピン!
と音を立てるもので

猫よ
その音
自分で自分に聞こえているか

面白がって
誰 ....
自転車のライトが少し前まで壊れていた
まぁいいやとそのままに夜道も走っていた

少し前に後輪がパンクした
たぶん空気をきちんと入れなかったせいだ

自転車屋に持っていきパンクを直してもらっ ....
青の濃淡の美しい空
左斜め上には太陽が輝く

その餌が一人の男を鳥にした

非日常の世界に我を忘れてそいつは三日間飛び続けた

四日目の夕方になりやっと地面に降り立ったそいつの足は 見事 ....
うろたえ、戸惑い、日が暮れました。

昼は、バーガーセットを買う時に
お金を出すのに手間取ったから
店員の若者に冷たい声で
「御会計先にいただきます」と言われ
思わず
「は?」
と聞き ....
おっす生きてるか?
俺はよく分からねえ
飽きもせず、墓標みたいなのを背負ってとぼとぼ歩いてるからな

よく「生きる意味」「生きているという実感」と言うが
俺にはねえ
まったく
じゃあ何だ ....
ひとはかわることができる
そのしょうこにぼくたちはちょくちょく堕落する

消費者金融の無人審査機の前で
背筋をこころもち曲げている女
どういう顔をしていたらいいか
分からないのだろう
真っ二つに分けた前髪の間からは
かきまぜたコーヒーに入れたミルク
みたい ....
なるべく嘘は吐きたくないんだ
綺麗な部分だけを見せていたい
完璧な人間じゃないから
恥ずかしい部分だって一つや二つある

だけど一期一会の連鎖の中で
信頼してくれる人にめぐり会うと
無性 ....
 夏というのは、その極彩色の明るさとは裏腹に、死の季節だ。
 そのまぶしい日の光と対照的に、くっきりと落ちる影のように、その陰惨な気配は、始終里を覆っている。
 年寄りの多い田舎では、夏になると葬 ....
現実が喉につっかえた夜
時計の秒針は
時を刻まずに
僕のしょっぱい言訳と立場を
チクチクと陰縫いしている

身動きがとれなくなった僕は
掛け布団と
敷き布団の間で
暗闇と同じ色に ....
愛は何グラム?
きっと私の体重と同じでしょう
全身あなたへの愛で満ちあふれています
斜面を切り分けて
父の家が建つ
小さな

直方体を
重ねただけの
たぶん
遠い質量の

かたちのないたましいを
とどめおくために

ほっとした表情で
母は告げる
これで
 ....
 
自転車を漕いでる
全速力で
ふみきりまで
息子を荷台にのせて
遠くから汽笛の音が聞こえる
蒸気機関車だ!

夢をみていた
眠りにつくまで
SLを夢みる
少年だったはずなのに
 ....
胸の想いは、
薔薇色の珊瑚だよ

だから貧乏だなんて
口が裂けても
絶対に、
言ってはいけないよ

こんなふうに、
今は。
志のある人なら誰でも
・・・・とても
苦しい、時代だ ....
他人のことは知らない。
自分自身について。


今は41歳だ。もうすぐ42歳になる。
13歳の頃から詩を書いている。
途中、8年くらいのブランクがある。
21から28歳くらいまで ....
 


そこまで行くのは ずいぶんだったよ
道があるとかないとか もうそんなんでなくてね
靴は 靴はまあいいのを昔買ってあったから
こう こうさ ざばあっと こう かきわけていくと あるわ ....
帰ろうか、帰ろう
雲雀を見に
飛行機の音を聞きに

私の空想が止まる瞬間は
ワン!
という声が聞こえたとき
庭の草木すら記憶になく

ただ会うたび肯定してくれる
存在のもとに駆け寄 ....
先生の声は透き通っていた
秋の日の教室
並んだ机と机や椅子と椅子は
整然として静かだった
先生の声は非現実的な未来のように
ただ流れて流れて
僕の右肩をすっと過ぎて行った

あれは九月 ....
仕事はじめたはいいけどさ
毎日4時間じゃ生活の足しにも何にもなりゃしないんだよ
それじゃ8時間働けばいいでしょって思ったそこのあなた
そうですそうですおっしゃるとおりです
それができるのならと ....
水は柔らかく伸びて
青いさかなとなり
耳にふれてとけてゆく

鳥は低く弾けて
白いはねとなり
肌にぬれてしみこむ

きみの産卵する文字たちは
見たこともないのに
なつかしい、ゆらぎ ....
ゆっくりと赤ん坊に返る
その人をわたしは知っている
夫の祖父だ
わたしを、「大きな女だ」と言った、祖父だ
いつも戦争の話をする、祖父だ
布団の上でお絵かきをしていた、祖父だ


初めて ....
空が流れて
夏が止まって
指をのばせば
静かな想いを

星をみつけるまで
まだ帰らないで

とまった景色を
衣にして
まとう

無言蜻蛉、するりするり
夕陽が焼ききる
あな ....
広い 広い 運動場
その真ん中に一人
ぽ つん と
体育座りしているような
そんな気分で目覚めると
わたしと
地面との関係性が
垂直であることが辛くて
ひた ひた ひた
足元から順に ....
「悩みなんて無いんだろうな」
笑えない戯言で寂しさを紛らわせるたび
誰から皮肉混じりに呟くの声が聞こえた

十年後の展望など描いていない
貯金どころか借金さえある
誰がために働いているかと ....
私は朝起きたら虫になるのだと信じていたあの日から何日経っただろうか
よく考えれば、そんなことは信じてもいないからどうでもいい

彼女がほしいと友達(7歳年上)(既婚者)(一児の父)(できちゃった ....
福は内々、鬼は外
鬼やらいなら四季ごとに

天地に花咲き 木々、人、実り
厄をばどこからどこに追う

福は内々、鬼もうち
己の目玉で己を見れば

四季ある国の習いとて
こまめに生き ....
捧ぐというような
意味ではなく
夕べからのほんのりとした思考
秋だなあ
などと思う午後の真ん中

自転車の補助輪
外れたね
ひとりでも乗れる帰り道
足にかかる草
払いのけてはすすむ ....
機を織る音は雨の音に似ている
人の心臓が脈打つ期待と怯えが
まったき雫になって林の上に降り注ぐ
神が御座においでになる
{引用=
  長い雨季がやってきた

月の半分は水がついてしまう ....
私という生命が
物事に感応した時
私の心は何故って
私自身に問いかける

私はさまざまな言葉の森を彷徨い
その意味する言葉を探す

簡潔に 適切に見いだした時
その言葉の群れは
ド ....
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