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油染みだらけの記憶のわら半紙提出期限をとうに過ぎ去り
透明なグラスの底を目にあててきみの星座を見る白昼夢
あの夏にきみが投じた問いかけのこたえをさがす 波のまにまに ....
透きとおる真昼に
日常が、消えていく
八月に買った青いびいどろは
もう割れた
観覧車に乗りたいと言ったのは
あのひとのほうだった
てっぺんに着いても
世界はちっとも見えなくて ....
満水の夜に
感覚をとぎすませながら
無数の魚が泳いでいる
距離と、位置と、
上昇する体温と、
そういうものを
止めてしまわないように
蛇口に口をつけて
あふれ出すカルキを吸うと ....
ヘッドフォンから流れでる星を聴く白む空に祈る午前5時
昼過ぎの日ざし出窓の水槽でスプリングして七色プリズム
空の手前でカーヴしてはくりかえす「はなれたくない」ロケット旋 ....
かくすためだけの
キャミソールに飽きて
このごろは いつも
はだかで過ごしている
夏はまだ
わたしの腰の高さで停滞している
午後4時をすぎると
夕凪に 夏がとけてゆく
....
輪郭だけをのこしたまま
あのひとがいなくなってしまったので
いつまでもわたしは
ひとりと半分のからだで過ごしている
明かりの消えた部屋で ひとり
アルコールランプに、火を点ける
ゆ ....
眠離さんの望月 ゆきさんおすすめリスト
(6)
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望月 ゆ ...
短歌
37*
06-3-6
八月の、リフレイン
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望月 ゆ ...
自由詩
38*
06-2-24
夜明けの水位
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望月 ゆ ...
自由詩
57*
05-12-10
【短歌祭参加作品】_追伸_:_さがさないでください
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望月 ゆ ...
短歌
14
05-11-14
夕凪にとけてゆく
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望月 ゆ ...
自由詩
31*
05-9-11
透明な宿題
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望月 ゆ ...
自由詩
65+*
05-8-20
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