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息を 
わたしたちは潜めて 
東の空の彼方から 
春がやって来るのを 
待ち侘びていた 

夜明けに 
うすい紫の風が
わたしたちの 
頭の上を撫でながら 
通り抜けてゆくとき ....
東京は
私たちの隠れ家だった

誰も私たちを知る人などない街で
なにもかもを忘れたふりをして
ただのオトコとオンナになるための
狭くて大きな隠れ家だった

東京タワーも水族館も
 ....
生まれ変わったら何になりたい
と、問われたので


と、私は答えた

それは或る時
貴方の頬を伝う涙であろう

再びこの世に生まれる時に
貴方を抱く羊水であろう

今はた ....
その時に何を考えてるかなんて
そんな野暮なこと聞かないでよ

あたしはただ数を数えているだけ
何も考えないし
あたしは眠らない

どんな男でも
眠っている顔だけは
妙に愛らしいこ ....
幼い頃のひとり遊びの記憶は
影となって私に纏わり
誰かを愛そうとするたびに
耳元で呪文を投げかける

楓の色づく様を
薄の頭をゆらす様を
人と分かち合うやすらぎを ....
むらさきさんの落合朱美さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春はあけぼの- 落合朱美自由詩4006-3-3
東京- 落合朱美自由詩32*06-1-30
メタモルフォーゼ- 落合朱美自由詩15*05-11-5
a_Prostitute- 落合朱美自由詩11*05-11-2
風葬- 落合朱美自由詩42*05-10-8

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